入院したら…またクラスでの孤独が…
???【それは大丈夫だよ♪】
???【あぁ、言ってなかったねボクの名前は苗偽くんだよ♪】
苗偽【まぁまぁ、クラスでも孤独感があったら】
苗偽【ボクを呼んでくれたらそれなりの対処はするよ】
苗偽【うぷぷッそれはボク次第だからね】
苗偽【外に出ることだってあるんだよ】
苗偽【それなりの珍しい病気もつけてあげるね】
苗偽【あーあ残念だなぁ】
何だ…体が妙に熱い
早く治って欲しい
辛い
身体の中から溶けそうだ
早く治まれ…
ゴフッ、ゲホッゲホッ
ゴホッゴホッ、ウグッ…
口から出たのは。
更には血で染った白のバラの色、他にも色んな花がある
手にはさっきも言った通り血がべっとり付いていて
これは病気中でも珍しい方だとか…他にもあるけど
ボクは…これからどうすればいい?
等々おかしくなった僕には…死の直前まで絶望していた
更にはシーツまで血が垂れていた
いつしか僕の中の血液が無くなるのではかと思うぐらい
血を吐き出していた
苗偽【でもね、ボクはそんなに悪魔じゃないから】
苗偽【時々、ボクにその体に乗り移っていいかな】
そん時は頭が狂ったように返事していた
ボクは花を吐いてから記憶が無くなっていた
多分これは苗偽が放った言葉だろう
知らず知らずの間、気が付けば次の日になっていた
朝起きたら血で汚れたシーツはガラッと綺麗な白色に戻っていた
そう思っていた、その時普段はドアを強引に開けることがない聞きなれないドアのと音がした
心配して駆けつけてくれたのだろうか
息が上がっている
回想シーン
気づけば一緒に帰るほどまで仲がよかった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。