あれから月日がってる
誰も見舞いには…来なくなっていたような…来ていたような…
もう僕には分からない…
その時
それからは色んなことを聞かされた
寝ていた時に起こったこと
それらも全部信じる気だ
何があっても苗木くん/苗木/苗木ちゃん/お兄ちゃんだけは守るって心からおもった
ここからは苗木ちゃの視点だよ
あれ…現実ってこんな感じだったけ…
久しぶりで、記憶が曖昧だなぁ
後々分かるかな…
そこからはみんな、お見舞いに来てくれた
同級生はあいからわずごく一部だけ来てくれる
…寂しくなんか無いけど、なんかここ(心臓)が痛い
…偽苗に会ったからかな…
なんていうか
居心地がいい
現実の方が落ち着くな
寝るとするかな…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!