第40話

俺スカ2話
556
2021/01/15 12:50










川崎「おはよう」


東条「お前昨日窓開けて寝てただろ」


川崎「えっなんで」


東条「15分おきに目覚ましの音がずっと聞こえてたんだよ」


川崎「えっ!うそ、まじ最悪、じゃあまだ部屋の窓空いたままかも」


東条「15分で頑張って起きろよ」


川崎「むりー」


明智「聞こえてきたってことはさ東条の部屋の窓もあいてたってことじゃない」


東条「マンションで部屋が隣ってヤダな」


川崎「うん!!だからサッカー始めたての頃とかよく知ってる
小学校3年生ぐらいまで1緒にサッカーやってたもんね」


東条「あぁ〜やってたね」


川崎「だから怪我でサッカー辞めちゃうなんて思ってなかった」


東条「まぁ明智がやんないなら俺もやんないかなーって」


明智「あきんじゃん!」


堀江「ねぇ結衣ちょっち来て」


川崎「はーい これ貸して」


東条「あっ」




〜廊下〜


江口「あれ若林じゃーん」


若林「なに?」


江口「何って何?」


鶴ケ丘「マスクしなくていいの?顔ウザがられるんじゃないの」


若林「いいよ!!別に損か得かわ僕が決めるから。認めてくれる子もいるし」


小鳥遊(妹)「ゆうま〜!おっはよ〜」


小鳥遊(兄)「おっは〜」


若林「おはよう」


小鳥遊(妹)「ねぇ何話してたの?もしかして」


小鳥遊(両方)「「告白!?」」


若林「違うよ なんでそこで息合うんだよ!」


小鳥遊(両方)「「双子Love」」


若林「何やってるの笑笑!」


小鳥遊(妹)「みんなおはよう!」


川崎「愛琉おはよう!」


小田原「幼馴染が若林とは思わなかった!」


小鳥遊(妹)「そう?」


小鳥遊(兄)「家で言ってたもんな なんか若林くんに避けられてる気がして怪しいって」


原田「みんな席ついて〜 田中補習の紙配って!!」


田中「はい」


原田「みんなざっと目を通して 私が命がけで書いたんだから命がけで読めよ!」


今泉「ハート多」


原田「今ハート多いって言ったの誰だ!ハート可愛いだろ」


太田「ねえ結衣これ集中練習期間被ってるよね」


東条「言えば?今年もまた免除でしょ」


川崎「うん」


〜体育館裏?〜






駒井「なんで元カノと別れたかラップにしました!」


4人「うぇーい」


駒井「映画のネタバレすぐ喋る…… 東条どこ向いてるの東条ラップかまして〜」


東条「YOYOYO」


小鳥遊(妹)「なんでこんなとこではしゃいでるの?もしかしてチア部の覗き?変態ミッケ」


東条「ちげーよ!」


駒井「そういえばあれ若林だったんだな」


小鳥遊(妹)「初めは気づかなかった!昔はもっと元気だったから」


東条「てかここに何しに来たの?」


小鳥遊(妹)「結衣に見に来てって言われて」


東条「ふーん」


小鳥遊(妹)「でもやっぱりやめとこっかな じゃあ帰るねバイバイ👋」


駒井「愛琉ちゃんやっぱ可愛いよな」


東条「俺も帰るわ!」


牛久保「じゃあな」




〜帰り道〜


東条「小鳥遊!」


小鳥遊(妹)「東条くんどうしたの?」


東条「若林と仲良かったんだな!」


小鳥遊(妹)「小学校の時に私が引っ越しちゃって」


東条「そっか」


小鳥遊(妹)「東条くんと結衣も幼なじみなんだよね!」


東条「マンションで隣の部屋だから」


小鳥遊(妹)「そうなんだ じゃあまた学校で!」


東条「おぉ!じゃあな」




〜マンション〜


川崎「あっ」


東条「おう」


川崎「どこ行くの?」


東条「コンビニ 原田の練習どうなの?」


川崎「どうってどうなんだろう?まぁまぁかな?」


東条「あいつうざくない?」


川崎「正直最初はえってなったけど練習は見てるだけだし別に害は無いかな!
そもそも顧問いないと大会の練習も無理だし」


東条「そっか」


川崎「あと思ったより足首細い!」


東条「なんだよそれ笑笑」


川崎「じゃあね」


東条「バイバイ」




〜次の日〜



田中「先生!!原田先生終わりました!」


原田「終わった?」


田中「はい」


明智「先生!!さすがに寝るのはダメなんじゃないですか?」


原田「違うのよ!今日朝練あったの 私チア部の顧問になったの」




〜体育館〜



チア部「One・Two・Three・Four・Five・Six・Seven・Eight …… 」


小鳥遊(妹)「練習してるじゃん!」




グキッ





小鳥遊(妹)「危ない!」



バタッ



チア部「結衣?大丈夫?ひねった?」



小鳥遊(妹)「結衣大丈夫? 靴と靴下脱がすよ!」


川崎「痛い!」


小鳥遊(妹)「深呼吸して」





〜病院〜



医者「靭帯の部分損傷です まぁ骨には異状がないので
しっかりテーピングしたら歩けるでしょう 特に問題は無いと思います!
ただ非常に癖になりやすいので中途半端な状態で練習には参加しないでください!
癖になると治ったと思ってもまたすぐに痛くなりますんで!」



小鳥遊(妹)「どうだった?」


川崎「靱帯の部分損傷だって」


小鳥遊(妹)「靭帯は癖になりやすいし気をつけないとね」


川崎「うん」


原田「川崎、あんた練習から外れなさい!」


田中「原田先生」


原田「しょうがないじゃない!メンバーから外さなきゃ
まだ来年もあるし癖になっちゃったらやでしょ」


小鳥遊(妹)「私ものぶおに賛成だよ!癖になったらやりたいことも出来なくなる!
結衣には後悔して欲しくないの!」


川崎「痛いの我慢して練習に参加したのがダメだったんですか?」


原田「あなたはどう思うの?」


川崎「正直どうしたら良かったのか分かりません!練習中に痛いとかいえばよかったのか?
でも今練習しないと大会出れないし」


原田「やって後悔するよりやらなくて後悔するのは自分の中でどんどん膨らんでくる!
でもこうやって誰かに言えばしぼんで楽になるからどんどん言いなさい!
私もやけっぱちになってる日はいくらでもある もうめちゃくちゃにしてちょうだいとか
オラァめちゃくちゃにしてくれよオラァみたいな」


看護師「すいません、静かにお願いします!」


田中「すいません」


小鳥遊(妹)「何かあったらいくらでも話聞くからわたしにできることならなんでもするし」


川崎「うん」



〜次の日〜



原田「練習が出来なくなりました」


堀江「それまで自主練もダメですか?」


原田「私あの時練習終わりって言ったわよね!
というわけで今から特訓します!行くわよ!」


田中「練習は禁止になったんですが特訓と練習では違いますよね」


原田「はい!特訓ですから」










川崎「着いてきてもらってごめんね」


小鳥遊(妹)「全然わたしにできることならなんでもするって言ったしね」


小鳥遊(兄)「なんで俺も?」


小鳥遊(妹)「気にしないの」




原田「みんなどうだった?」


田中「素晴らしかったです!」


原田「あんたには聞いてない!」


堀江「凄かったです」


原田「あなたたちは明日からここで練習をします!」


田中「流石に練習はちょっと」


原田「明日から練習着持ってここ集合ね!」


田中「練習はさすがにまずいですって」


原田「大会前に練習しない方がまずいでしょ、バレなきゃいいのよ
表彰台登りたいんだよねあんたたち、どうなの?」


堀江「はい」


原田「練習じゃないもん特訓だもん」


田中「屁理屈です!」


堀江「ありがとうございます」


チア部「ありがとうございます」


原田「ここでも練習は誰にも言っちゃダメよ」


田中「練習って言ってるし」


小鳥遊(妹)「田中、そんなこと言ってると生徒に嫌われるぞ!」


小鳥遊(兄)「生徒のために出来ないの?」


田中「一樹まで言うのか!」


原田「あとひとつあなたたちのユニフォームおブスなのよね」



〜次の日〜



明智「昨日の写真あれバレたらどうなると思うよ!」


東条「どうなるの?」


明智「顧問クビどころか学校もクビだろうな」


東条「それチア部は大丈夫なの?いや大会前じゃん!」


明智「どうだろう?大会は出れなくなるだろうね!」


東条「それはやばくない?ネットで誰かに見られたらやばくない?」


明智「なんで」


東条「関係ないやつ巻き込むのはダメだろ」


明智「でも掛けじゃん俺らの」


東条「はぁ💢 だからそれは原田に対してでしょ なんで巻き込もうとすんの」


明智「はぁなんだよ!お前なんでキレてんの?
原田に対してネタねーかなーって言ってたじゃん 何?川崎?」


東条「はぁ?」


明智「川崎がチアやってるから」


東条「あいつは関係ねぇよ そう言うことじゃなくてあいつも頑張ってるけど
他にも頑張ってる奴がいるだろなんで邪魔すんだよ!」


明智「てか離せよ」


東条「真剣に頑張ってる奴らの邪魔すんなよ」


明智「もう1回言うぞ!離せ」




若林 壁|ω・`)チラッ


小鳥遊(兄)「何覗いてるん?」


小鳥遊(妹)「喧嘩やん!止めに行かな」


小鳥遊(兄)「愛琉待て」


小鳥遊(妹)「でもさ」


小鳥遊(兄)「いいからもどってこい」



東条「お前みたいに中途半端な気持ちでサッカーやってた奴にはわかんねーよ!
真剣にやってるやつの気持ちわ」


明智「あぁ?」




〜屋上〜


原田「ふーん東条案外あついんだ」


若林「うん」


原田「でも仲良いんでしょあいつら」


若林「仲良いよ!中学の頃は同じサッカー部だったけど東条は怪我で辞めた
明智は怪我とかしてないけどやめてたね!」


原田「部活やってたんだあいつら」


若林「明智がやめたの東条は気に入らなかったみたい」


原田「明智はなんで辞めたの?」


若林「明智は飽きたとか言ってたけど本当の理由はどうだろね、わかんない」


原田「辞めなきゃならなかったのかな?」


小鳥遊(妹)「どれだけ好きだとしても辞めなきゃならない日は必ず来るし
その理由はその人によって違っているものだしね」


小鳥遊(兄)「俺らも部活途中でやめたしな」


小鳥遊(妹)「うん」


原田「あんたらも部活やってたの」


小鳥遊(妹)「青春といえば恋でも恋が無理なら部活でしょ!」


原田「あんたモテそうな顔してんのに」


小鳥遊(妹)「私に似合う男が居ないのさ」


小鳥遊(兄)「前の学校でめっちゃ告られたもんな」


小鳥遊(妹)「一樹の方がやろ」





〜ゲイバー〜




みんなが踊ってる


小鳥遊(妹)「羨ましいとかなんで怪我なんかって思ってるでしょ」


川崎「えっ」


小鳥遊(兄)「俺も川崎さんにチア見てみたかったな」


小鳥遊(妹)「一樹のそれはちょっと気持ち悪いで笑笑
結衣でも今は我慢しなきゃダメだからね!」


川崎「うん」



〜マンション〜



東条「踊れてんじゃん」


川崎「みんな今大会に向けて練習してるんだよね」


東条「へ〜そうなんだ」


川崎「言わないでね」


東条「うん!!言わない」


川崎「私以外みんな練習してるんだ」


東条「練習してなくても俺には踊れてるように見えるけどね」


川崎「そうかな?だといいけど」





〜大会当日〜



小鳥遊(妹)「結衣!!チア見に行かないの?」


川崎「まあね愛琉はどうしたの?」


小鳥遊(妹)「買い物に!足はどう?動いたりしてないよね」


川崎「う、うん」


小鳥遊(妹)「もしかして練習してるの?」


川崎「でも痛くないから」


小鳥遊(妹)「安静にしなきゃ」


川崎「ほかのみんなは練習してるんだよ私もやらなきゃ」


小鳥遊(妹)「結衣は今回の大会には出れなかったのだから今はあn……」


川崎「そんなことわかってるよ」


小鳥遊(妹)「じゃあ今は動かないで」


川崎「もうしてないよ 私なしでやっていけてたしだからもう私はいらないかなって」


小鳥遊(妹)「じゃあ辞めるのチア?」


川崎「それは……」


小鳥遊(妹)「怪我してでも練習したいって思うぐらい続けたいんでしょ」


川崎「まあ」


小鳥遊(妹)「でも怪我はしっかり治さないと!」


川崎「愛琉に((ボソッ… あいるに私の気持ちなんてわかんないよ」


小鳥遊(妹)「わかるよ! それにわかりたいよ!私だって昔苦しんだから……」


川崎「えっ」


小鳥遊(妹)「結衣の気持ちをわかれてないなら、結衣も私の気持ちわかってないよ!」


川崎「そんなk……」


小鳥遊(兄)「愛琉財布忘れてたぞ!って川崎さん!」


小鳥遊(妹)「一樹ごめん!じゃあ買い物付き合ってな!」


小鳥遊(兄)「仕方ないな」


小鳥遊(妹)「結衣、じゃあね」


川崎「・・・」










堀江「先生!結衣がまだ来てないです」


原田「わかった どっちにせよあの子は出られないわけだから
今いるメンバーで精一杯頑張って良いみんな?今までコソコソやってきたのも今日のため」


チア部「はい!」


原田「さあ行こう!」








田中「川崎!」


川崎「ヤベッ」


田中「ヤベッてなっんだ」


川崎「いや」


田中「ちょっとついてきて!」


川崎「えっ」







原田「さっやるわよ!」


川崎「えっ」


原田「チアダンスって何?なんのためにやるの?チアって誰かを応援したい気持ちでしょ
戸塚先生ねお産が早まって入院したのあんたは見てるだけでいいよ!さあみんな踊るよ!」


チア部「はい」


川崎「見てるだけなら私抜きでいいじゃん 私抜きでやった方がいいと思います!
だいたい私大会に行かなかったのももうやめようと思ってるし!やっぱ怪我したし
みんなが私抜きで練習してるの見て私抜きでもいいかなって」


原田「チア辞めるってこと?」


川崎「それは……てかなんでみんな!!」


原田「他に誰が言ったか知んないけど 見てな」


原田「私元々陸上部だったんだけど怪我して辞めちゃったの
それぐらいの怪我は年取ったらいくらでも治る
でもやめちゃった後悔は歳とっても膨らんでいくの
私陸上続けてたら結構いいせん言ってたと思うんだけどな
速かったし、横顔キャーキャー言われてたし、
でも歳とって後悔膨らみまくって破裂しちゃったら大変なことになるよ!
続けるか本当に辞めるかは後悔しないように決めな!
言ってくれた子が誰か知んないけどもしかして東条か?
東条も怪我してサッカー辞めちゃったし違うんだったら
その子も何かをやめて後悔してるんじゃないか?」


川崎「先生」


原田「何?」


川崎「頭」


原田「なんなんだよふざけんな!こいつ止め具どれだけバカになってんだよ?
何見てんだよ!見んじゃねーよ!」


川崎「見てなって言ったじゃん!」


原田「うっさいな!!ゴチャゴチャ言ってんじゃねーよ みんなは約準備して」


チア部「はい」





〜次の日〜




小鳥遊(妹)「優馬もさ家近いんだから一緒に登校しようよ!」


若林「でも俺と居たら」


小鳥遊(兄)「損か得かは自分で決める」


小鳥遊(妹)「それと同じで誰といるかも自分で決める!」


川崎「愛琉! (遠くから」


若林「じゃあ一緒に行こっかな!」


小鳥遊(兄妹)「「ヤッター!!」」


川崎「愛琉?」


小鳥遊(妹)「結衣どうしたの?」


川崎「名前呼んだのに返事なくて」


小鳥遊(妹)「ごめん気づかんかった」


川崎「昨日はごめんね」


小鳥遊(妹)「そんなのいいよ!私だって悪かったし……」


川崎「怪我したからって辞めるなんか言っちゃって愛琉も理由は違うんだろうけど
もう一回始めたらいいんじゃn…… 」


小鳥遊(妹)「結衣はさ私の何を知ってるの?」


川崎「愛琉?」


小鳥遊(妹)「なんも知らないのに」


小鳥遊(兄)「愛琉!!落ち着け!
川崎さんごめん!愛琉もこんなこと本当は思ってないから!」


若林「今は1回話終わりにしよう!」


川崎「ごめんね」







東条「明智」


明智「何?」


東条「この前はなんかごめんな 写真黙っててくれたんだな!
そのお互いやめたじゃん、サッカー 俺は怪我で明智はあれだけど
まあなんて言うか俺は明智みたいに自分から辞めたわけじゃないから
辞めないといけないって言うかだから出来なくなるって言う気持ちがわかるんだよね
だから…… 」


明智「お前のためじゃないから」


東条「えっ」


明智「あと辞めなきゃいけなかったのもお前だけじゃないし」












某SNS俺スカはもう書かないことにします

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