第52話

俺スカ 最終回②
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2021/03/09 16:27


Noside





江口「この似顔絵超のぶおに似てない?」


田中「だいぶできてきたな!」


山吹「これ胸につけるの?」


田中「うんつける」


花沢「先生いつもよりスーツパリパリじゃない?」


田中「いつもと同じだよ」


花沢「嘘だ~」


若林「みんな張り切ってるね」


明智「まぁ最後だしな!」


川崎「よし、できた」


小松「おー、のぶおそっくりじゃん」


川崎「でしょ」


今泉「てかのぶおでかすぎじゃない?」


光岡「何かのぶおの卒業式みたいになってるじゃん!」


田中「はーい、じゃあみんな準備できたら…」


ガラガラガラ


原田「何にれすごい飾りじゃない?」


クラスメート「のぶお」


原田「なにこの教卓ダサくない?」


明智「うるせーよ、あれこれ私?もうちょっとクリソツで書いてほしかったな!私もうちょっと目大きいでしょ!」


若林「いや、目のサイズ一緒だと思うけど」


原田「私のデザインした文化祭のバーよりはダサいけどでもまぁ頑張ったんじゃない
元気か?みんな?」


明智「言うほど時間たってねぇよ」


原田「その通り」


田中「先生これ」


原田「何よ!」


田中「生徒全員が自分で自分の分かきました」


原田「そう へー」


田中「えー」


原田「いやいやいや私作ってきたから自分でみんなの分 ほら、かわいいでしょ」


駒井「ふざけんなよ」


牛久保「俺たちが作ったやつ使えよ!」


原田「どうせ原価安いんだろ!いくらだ、いってみろ、私のこれの値段聞いたらお前の耳なんかロバの耳だよ」


田中「原価って紙なんで」


明智「いいよいいよ!じゃあ交換しよう!俺らのやつとのぶおのやつ」


原田「しょうがないな!」


明智「もって帰りたいくせに」


原田「しょうがないからあとから読むわ」


若林「じゃあ始めようよのぶおのやりたいこと!」


原田「じゃあ本当に本当の最後のホームルームやります!」


クラスメート「はい」


田中「本当は僕の授業なんですけどね」


原田「あっそ」


田中「それでは今から2年3組担任原田のぶお先生による卒業式を行います
卒業証書授与出席番号一番明智」


明智「はい」


原田「明智秀一 お前に殴られたところまだ痛いし親父に渡す前にワタシにお金頂戴って感じ、おめでとう」


明智「殴れっつったんだろ!えっ終わり?」


田中「満足そうな顔してるからたぶん終わりだ!」


原田「いい男になれよ」


明智「任せろ!」


田中「一之森」


原田「そのマッシュルーム一生続けろ!そしてハゲろ おめでとう」


田中「今泉」


今泉「はい」


原田「焼きマシュマロは青春の味。いっぱい恋しろ おめでとう」


今泉「ありがとう」


田中「岩木」


原田「おめでとう」


岩木「ありがとう」


原田「朗読練習しとけよ おめでとう」


牛久保「ありがとう」


原田「おめでとう」


江口「ありがとう」


原田「おめでとう」


太田「ありがとう」


原田「おめでとう」


大鳥「ありがとう」


原田「おめでとう」


唐津「ありがとう」


田中「川崎」


川崎「はい」


原田「今度は応援される番ね。後悔しないよう躍り続けなさい。ずっとよ おめでとう」


川崎「ありがとう」


原田「清武すずめ」


清武「ありがとう」


吉良「ありがとう」


原田「コンビニのバイトまだやってんでしょ?今度行くから次はサービスしろよ おめでとう」


駒井「ありがとう」


原田「おめでとう」


小松「ありがとう」


高槻「ついてくぜのぶお」


田中「小鳥遊愛琉」


小鳥遊(妹)「はい」


原田「小鳥遊愛琉 あんた愛されてていいわね。まだワタシにはかなわないけど」


小鳥遊(妹)「いつか越えるから」


原田「なかなかの問題児だったわ」


小鳥遊(妹)「でしょ!はい、のぶおを鉛筆画でかいてみました、上手くいったんでかざってくっふぁさ0」


田中「小鳥遊一樹」


小鳥遊(兄)「はい」


原田「小鳥遊一樹 結構目立つ顔なのに惜しいわね。結局なんだっけ?」


小鳥遊(兄)「何だよそれ」


原田「妹を守れよ!」


小鳥遊(兄)「言われなくてもわかってる」


滝山「ありがとう」


原田「おめでとう」


田中「笑うんだ
東条」


東条「はい」


原田「東条正義 病院でのことは内緒にしといてやる」


東条「うるせぇ 終わりだな」


田中「かわいい顔してるから終わりだ」


原田「俺のためにありがとな」


東条「こちらこそありがと!」


原田「長浜むぎおめでとう」


長浜「ありがと」


波賀「ありがとう」


原田「おめでとう」


花沢「ありがとう」


原田「おめでとう」


彦根「ありがとうございます」


原田「おめでとう」


姫路「ありがとうございます」


原田「男にはもっと優しくしていいわよ」


堀江「ありがとうのぶお」


田中「光岡」


光岡「はい」


原田「スカートもっと短くした方がいいんじゃない?そしたらまりりんなのってよし」


光岡「あとでスカート頂戴」


原田「あげない」


茂木「ありがとう」


原田「おめでとう」


山吹「ありがとう」


原田「おめでとう」


湯浅「ありがとう」


田中「若林」


若林「はい」


原田「若林優馬 お前マスク外しちゃったから今後、残りの人生で花粉症になったときにマスクしづらくなったね」


若林「えっ」


田中「にってなってるから終わりだ」


若林「あぁ」


原田「今度マスクするときちゃんと言いにくるんだぞ」


若林「うん、花粉症にならないからもうつけないよ」


原田「風邪引いたときはして迷惑だから」


若林「わかったありがとう」


原田「田中」


田中「えっ!僕もあるんですか!」


原田「お前にはいなりをやろう」


田中「バックになまで入れます?普通」


原田「最後のわがままだ食え」


田中「いただきます」


原田「どうだ?うまいか?」


田中「タンスの味がします」


原田「これで全員ね!まさか私がやりたいことをあんたたちが叶えてくれると思わなかった!ありがとう!最後に私からみんなに伝えたいことは特にありません」


田中「ないんかい」


原田「だってちょくせつみんなに伝えたから
まぁ私でこれだけやりたいこと出来てるんだからみんなはこれからやればもっとできるはず
じゃあね!」


明智「おい!ちょっと待てよ」


原田「キムタク?」


明智「これ、お礼だからのぶおへの卒業証書」


原田「安そうな紙」


明智「原田のぶお殿」


若林「返事は?」


原田「はい!」


明智「あなたは豪林館高校2年3組の発展において大きく貢献されました。よってここにその功績を称え深く感謝の意を表します。2年3組一同より」


原田「もうなんなのよ!もううわぁーん」


明智「それからのぶおのぶおのやりたいことやったんだから俺らのやりたいことも聞いてよ!」


原田「あんたたちのやりたいこと?」







明智「はいストップ」


原田「ちょっと待って」


若林「アイマスクとっていいよ」


原田「とらなくても階段上って大気に触れたからだいたい屋上かなって思ってるよ」


明智「ちげーよ、そんなわけねぇじゃん!」


原田「はい、屋上です あーらなんか懐かしいわね なに飛べってこと?」


東条「のぶおは死なないんでしょ」


原田「さすがにこの高さはさすがに」


明智「若林に飛ばせてたじゃん」


原田「さすがにちょっと」


若林「飛ばせたじゃん!」


明智「なに?からだ?」


原田「いや歳、いたわって」


明智「わかった、じゃあ飛べ」













原田「ありがとね!みんな、楽しかった じゃあね」


明智「じゃあなのぶお」


クラスメート「のぶお~バイバイ、元気でねー」


東条「ありがとう」


若林「ありがとうのぶお」




~卒業式当日~



明智「さすんねぇよ、おはよう」


堀江「卒業式LOVE」


明智「LOVE」


明智「おはよう、泣くの早すぎじゃない?おはよう」


東条「おせーよ」


明智「間に合ったんだからいいだろ 卒業式か」


東条「のぶおがいなくなってもう一年半だぜ」


明智「なにしてんだろうね」


小鳥遊(妹)「もっと遅れて到着!」


小鳥遊(兄)「愛琉毎日寝坊なんだけど!」


若林「僕ずっと一人できてる気がする」


小鳥遊(妹)「待っててくれてもいいんだけどなぁー、ねぇ結衣」


川崎「私なら待たないな~」


小鳥遊(妹)「えー」








小鳥遊(妹)「卒業したくないな!」


東条「急に素直だな」


小鳥遊(妹)「でしょ!かわいい?」


若林「のぶおがいなくなってからちょっとのぶおがうってる」


小鳥遊(兄)「愛琉はもうこのメンバーとしか関わらないって決めてるから結婚もこの中の誰かとするのか」


明智「それ本気なの?」


小鳥遊(妹)「これから無理に人とか変わるよりは一緒にいて楽しくて一緒にいたいと思える人たちといようと思って」


川崎「私と結婚する?」


東条「バーカ、そんなの無理だから」


川崎「今はもうそういう考え古いよ!」


小鳥遊(妹)「海外だったら結婚できるし、もしかして嫉妬か?かわいいやつだな」


東条「ち、ちげーよ。なんで俺が嫉妬なんか」


小鳥遊(兄)「そこがそうなら優馬か?それとも明智?」


若林「一樹ちょっと考えすぎじゃない?」


明智「俺らにも選ぶ権利があるから」


小鳥遊(妹)「選ぶ権利ってまだ二人と決まった訳じゃないよ、もしかしたら牛久保とか駒井とか光岡とか彦根とかたくさんいるんだよ!」


明智「何か俺ら地味に振られた感じしねぇか?」


若林「うん、それ僕も思った」


小鳥遊(兄)「俺的にはどっちかがいいな!」


東条「俺は?」


若林「東条それある意味告白じゃない、自分から立候補してるみたい」


東条「そんなんじゃねぇし」


小鳥遊(妹)「っていうかこんな話卒業式にすることじゃないよ!」


小鳥遊(兄)「何でこんな話」


若林「一樹が始めたじゃん!」


東条「明智そろそろいこうぜ」


若林「あー緊張してきた~」


明智「しすぎだから」




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