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第46話

❄️
214
2022/04/05 04:09
家に帰って来るといきなり涙がこぼれ落ちた。











その涙は止まることを知らない。












後悔している自分がいる。












you
you
ごめんなさい












静かな部屋に私の声が響く。












もう会うことのないオッパ












あの優しい笑顔を思い出すとさらに辛くなる

























パチッ











you
you
んぅ…??









気がつくと窓の外はオレンジ色に染まっている











泣き疲れて寝てしまったみたいだ。











オッパに貸していた部屋を片付けようと思っていたけど、どうしても入る気分になれなくて、











you
you
明日にしよ










今日はもう寝ることにした。












そして、やるつもりだった片付けは次の日もその次の日も












1週間たっても2週間たってもやらなかった。












ある日、仲のいい友達とカフェでお茶している時だった。











その友達には何度かオッパのことを相談していた。










オッパに本当の気持ちを言えなかったことも話していたとき











もう片付けは終えたの??












って聞かれた。












you
you
え、片付け??
友達
あなたさー、めそめそし過ぎ!
そんなに好きならこの後行動してみたらいいじゃん!
とりあえず気分転換にオッパに貸してた部屋片付けたらー??
you
you
そ、そうだよね!
ありがとう!!
友達
ううん、
私でよければ話聞くから










そうと決まれば早速家に帰ろう。












「帰宅」












家に帰って来て直ぐにオッパに貸していた部屋に入る。












どこから片付けようかと部屋を見渡していたその時だった。











you
you
ん?













テーブルの上に小さな光るもの。












you
you
あ、鍵だ。











私の鍵ではない。












でも見た事がある。












you
you
…あ!この鍵!










"オッパの自転車"の鍵だ!




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