後ろから獣の唸り声と金属がぶつかり合うような音が聞こえる
早く、早く
じゃないと今度は本当に…
突き当たりを…右…左…左…右…左!
何か4人組が居る…この人たちがらっだぁさんが言ってた、オトモダチ?
え、なんか2人取り残されてるんだけど…
人間を1人にするのは、とか言ってたのにどっか行っちゃった…
てかクロノアさん?って何処にいったんだろう…
部屋の外にでる
私達が出てきた部屋が、扉が、
消えていた
ドカーン!
クロノアさんは走り出した
私も慌てて後を追う
着いた時の惨状は酷かった
倒れてボロボロならっだぁさんと近海さん
2人の前でボロボロで座っているぺいんとさん
慌てている死神さんとトラゾーさん
倒れて血まみれのらっだぁさんを見た時、
あぁ、また私はやったんだと思った
また、らっだぁさんを傷つけてしまった
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この下できるだけ読んで下さい
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!