第21話

海の色はターコイズブルー
1,687
2019/01/14 03:39
この日はじんくんとデート。
どんな1日になるのかな
勇太
勇太
おーい!こっちこっち!
私
じんくん!待った?
勇太
勇太
うううん。待ってないよ!
わぁ…なんか今、語尾に✨がついた気が…
まっ眩しい。
勇太
勇太
どうした?目細めて笑
私
いや。なんもないや笑
絶対ズボンで来いって言われたから
動くのかな?スポーツ?
勇太
勇太
まずこれは俺からのプレゼント🎁
今すぐ来て!
プレゼントはグローブと
かっこいい感じの上着と
有名高級ブランドのヘルメット。
私
いいの?こんなに高いもの
勇太
勇太
これが無いと今日のデートは
成立しないんだよな
薄々分かっていた。
勇太
勇太
カッコイイじゃん✨
私
そう?初めてこういうの着るんだよね
( ˊᵕˋ ;)💦
カッコイイのあんまり着ないから…
勇太
勇太
いい機会になったね!
私
うん!
ほんとにこんなカッコイイの着たこと無かった
ありがたい経験だ。
勇太
勇太
あなた乗って!
私
後ろに?
じんくんはバイクが好きだから今日は
2人でドライブに行くみたい。
私
綺麗〜
ちょうど海岸沿いの道を走っていると
キラキラ輝いているターコイズブルー色の
海が見えた。
ぼそっと言ったからじんくんは気づいていない
勇太
勇太
はい!1回止まろ!寒いでしょ?
私
そんな事ないよ
勇太
勇太
じゃあいらない?おいしいのあるのに〜
おいしいものがあるらしい。
私
おいしいのあるの?食べる!!
勇太
勇太
じゃあカモン
自販機の前に来てじんくんはブラックコーヒー
私はどれにしようと迷っていた。
私
えー。どうしよう…
勇太と私
勇太と私
じゃあ…これ!
同時に同じボタンを押した私とじんくん。
カフェオレを買った訳だ。
買った後にスロットが始まった。
勇太
勇太
これさ、当たらないよねー
私
分かる。当たらないんじゃない?
と、その時。
スロットの結果を見ると
あたりではなかったが
「1030」だった。
勇太
勇太
あ。
私
あ。
勇太
勇太
俺の誕生日じゃん。
私
ほんとだ〜
ある意味当たりじゃない?
勇太
勇太
そう?いや。ちょっと嬉しいかも😊
全部飲み干して
またドライブに戻る。
勇太
勇太
ねぇ。空が綺麗だね。
オレンジ色の夕焼けだよ。
綺麗な夕焼けだった。
いつの間にかもう夕方だ。
勇太
勇太
はい。1回止まりまーす!
そこは海だった。
行きで私がぼそっと言った綺麗な海だ。
勇太
勇太
来たかったんでしょ?
私
え。いや〜別にっ(。・_・。)
本当は来たかったけど。
そんなことぐらい言えるのに。
何故か恥ずかしくて言えなかった私は
バカなのかなって。
勇太
勇太
綺麗な海もあなたの写真も撮れたし。
帰ろっか。
私
いつの間に撮った?!
勇太
勇太
見てよこれ!インスタ映えじゃない?
インスタやってないけど笑
なんか。インスタ映えだった。
綺麗な背景だったし…
私
帰ろうよ。
勇太
勇太
いいよ。帰ろっか!
バイクに乗った。
その時、
勇太
勇太
海綺麗だったね。
この時は知らなかったけど
このぼそっと言ったじんくんの一言は
告白だったみたい。
「海綺麗だったね」は「あなたに溺れています」
勇太
勇太
ほら、さっきから思ったんだけど
もうちょっとギューってしてよ。
落ちるよ?
私
え。このくらい?
勇太
勇太
もうちょっと。
私
このくらい?
勇太
勇太
ストップ!
かなりギューってしてる
じんくんの体温は熱くも寒くもない、
ほんのり温かい、丁度いい体温
そのままバイクでキンプリHOUSEに
帰っている。
私はじんくんを抱きしめたまま
寝てしまったみたいで…
勇太
勇太
寝ちゃったのかな?笑
私
むにゃむにゃ…
勇太
勇太
かわいいな…
そんなことが言われていたことは
私は知る訳がない。
熟睡していたから。
勇太
勇太
着いたよー。
私
あっ!ごめん…寝てた!
知ってますよ〜って言いそうな顔をしていた。
でも
勇太
勇太
寝てたの?笑
知らないふりをしていた。
やっぱり国民的彼氏だ。
対応からして
勇太
勇太
もう今日は遅いから寝るんだよ?
私
はーい。おやすみ。
勇太
勇太
おやすみなさいませ。
楽しいドライブだったよ。
じんくん。

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