第37話

もう嫌だ。
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2019/05/16 13:29
私
おはようございます!
男子
男子
うっす。
女子
女子
男子は反応薄い。

女子に至っては無視。
私
おっ…おは…
女子
女子
リーダーさん
あんた、来ないでよ。
昨日見ちゃったんだから
私
え?…
女子
女子
リーダーさん
お前とキンプリの子が一緒にいて
一緒に帰るとこを。
私
女子
女子
Aちゃん
いとこの家じゃなかったの?
お前言ったよな?
私
女子
女子
Aちゃん
なんか言えよ。おい?
お前。無視すんのか?あ?
じょ…女子…

怖いです。

今すぐここから立ち去りたい。
女子
女子
Bちゃん
うえぇぇぇ。・゚・(ノД`)・゚・。
わたじぃぎんぶりのどうだんぎょひぃ
そんなこと知らないよ…

胸の奥が痛い。
女子
女子
Cちゃん
あーあ。泣いちゃったよ。
どうしてくれんの?
私
ピーンポーンパーンポーン
「サササッ」

みんな席に戻る
学校の先生
学校の先生
授業始めるよ〜
私
…グスン
私はもう耐えきれなくて。

気持ちが抑えきれなくて。

走ってカバンを持って

教室を後にした。




床には涙が零れていた。


学校を出て、

シェアハウスにも帰れない。

彼らに迷惑をかけてしまう。

今は一人でいたい

誰にも話しかけられたくない

私
…グスン
「ザッザッ」

歩く音
???
やっぱりね。
???
だと思った。
私
話しかけないでください。
1人にさせてください。
先生帰ってください…グスン
曇り空を見上げて

涙が溢れるのを抑えようとしても

溢れてしまって。
???
は?先生じゃないし。
私
え?…グスン
座り込んでいた私

顔は俯いていた。

でも、

顔を見上げた。
海人
海人
泣き顔ぶしゅ。
私
海人…グスン
海人
海人
そうなる気がした。
私
なんでここに居るの分かったの?…グスン
シェアハウスにて_。


海人
海人
俺、オフだしやっぱ行ってくる。
紫耀
紫耀
おう。
廉
頼む。
優太
優太
海人は優しいな
勇太
勇太
気をつけてね
玄樹
玄樹
あ!これ。あなたの
好きなクッキー持ってって
そのクッキーは

思い出の詰まったクッキーで。


私がここに来たばっかりの頃

みんなで作ったクッキー。

隠し味があって。

色は7色で

キンプリあなたクッキーって命名した

美味しいクッキー。
海人
海人
そうだった!
昨日作ったʬʬʬありがと
今_。
海人
海人
ほら。おいでよ
海人は手を広げて
「ぎゅっと抱きしめてあげる」
って
私
うわぇぇぇぇ。・゚・(ノД`)・゚・。
海人
海人
泣き虫姫ちゃん。
俺が癒してあげる。
ほら、
海人
海人
傷が深いみたいだけど…
あなた大丈夫?
私
ごめんなさい。
みんなに迷惑かけちゃった。
海人
海人
いやいや。
俺らにも責任はあると思う。
ごめんな。
まだまだ涙は溢れるばかり。

止まらない。
海人
海人
ほらぁ!こんなに泣いたら
あなたのお顔がおぶすになっちゃう!
私
私
海人…学校怖い…
もう行きたくない。
本当にこのまま

学校へ行ったら絶対つまらないし

いじめも絶えないんだ。
海人
海人
その気持ち分かるよ。
お家戻って一緒に話そ?
私
いやだ。
海人
海人
なんで?
私
帰りたくない…
海人
海人
どうして?
私
また迷惑かけちゃうでしょ?
海人
海人
俺ら、しょっちゅうあなたに
迷惑かけてるよ?気にしないで
「パクッ」
海人は無理やり私にクッキーを食べさせてきた
海人
海人
美味しい?
私
…うん
海人
海人
1回お家に帰ろ?ね?
今日はみんな早上がりだから
私
海人いてくれる?
ずっと。
海人
海人
分かった。いてあげる。
手を繋いで

家に2人で帰った。


その頃にはもう涙は止まっていて。

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