平成も終わろうとして
令和になろうとする。
寒さもいつの間にか
飛んでいって暑くなる。
キンプリはこの前デビューしたのに
もう1年が経とうとしている。
大分、絆も深まった。
ちょいと寒いそんな日だった。
海人が持ってきた体温計
仕方がない。
測らせてあげよう。
「ピピピピ」
結構高熱だ。
でも今日は生徒議会だし…
私、文化委員長になったから
出なきゃだめだよね。
休まなきゃ。
じゃないとみんなに迷惑かかるもんね。
先生に連絡…
さりげないその言葉は
私の心臓を響かせた。
なんていい人なの?
ほんとに国彼感が…
あー…クラクラする。
視野が狭くなってきた…
「バタッ…」
私は限界で
倒れた。
意識は無かったし
そんなこと覚えてない
口から血が出ていたのは
あとから聞いた
救急車で運ばれたあなた。
海人と神くんと玄樹が着いてきてくれた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。