緑side
あなたと遊んでたら前髪が気になった。
ちょっと目にかかってるなぁ。
俺はヘアゴムを取りに行ってあなたの前髪を結んだ。
ちょんまげで可愛い。
喜んで飛び跳ねてるあなたの動画を撮って7人のグループLINEに送った。
あなた自体もこの髪型が気に入ったみたい。
急にやって来たのは照史。
って言ったらキッチンに行ってなんか作り出す照史。
それに気づいたあなたが走って照史の所に行く。
多分、前髪のことやと思う。
一向に来うへんから俺から行ったら
照史の足に捕まってる。
そしたら、俺のところに走って来るあなた。
あなたと喋ってたらキッチンから
『うまそぉ!』なんて大声が聞こえてきた。
照史のことやから美味しいもん作ったんやろ。
そんな事考えてたら淳太からLINEが来た。
『照史連れてきて』
多分、これは相当怒ってるわ。
口の中いっぱいに入れる照史。
ハムスターみたいになってんねんけど。
あなたにポッチャリなんて言われて口の中のものを吐き出す照史。
全部食べてんけど…
早ない?
早食い選手権1位取れんちゃう。
って言って抱っこをして連れていってくれた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。