そこにいるのは莉犬くんだった
なんで…
これ以上近ずかないでほしい________。
やめて。
これ以上私を壊さないで。
私にいらない感情を植え付けないで。
悲しくなっちゃうから
それでも莉犬くんは話続ける
嘘つき。
みんなといる時は信じてないじゃん。
・
一緒にしないでほしい
別に人を信じるの怖くない。
信じられる人がいないだけ
いつも裏切られちゃうのが分かっちゃうだけ
確かに莉犬くんの声や手は震えていて
莉犬くんはもう泣きそうだった
嫌だ。
左側が痛いよ。
涙が出ちゃうから
やめて
誰かに求められること
なにこれ
こんな感情しらない
しらない感情を知るってものすごくこわい
死ぬのが怖くなっちゃうよ
いつの間にかしゃがみこんで大泣きしてしまった
初めて。誰かの前で泣けた気がする
初めて。ちゃんと泣けた気がする
莉犬くんは優しく大泣きする私を見守ってくれた
この世界はある意味平等で
「障害」は誰にでも訪れる
莉犬くんも障害を乗り越えてきている
次は私の番。
君に勇気を貰った気がする
私は立ち上がって。
それをみた莉犬くんは「帰ろっか」
と優しくわらい一緒に帰った
かえりみち。勇気を出して莉犬くんに言う。
「…信じてよかった」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
どうも((((((
課題ぜんぜん終わりませんでした
ぴえん
では()
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。