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第6話

main story 2
1,056
2019/02/28 08:47







夫は 自慢の かっこよさだなぁ ……



なんて 陶酔していると


原稿用紙で 間抜けになった 頭を 叩かれた 。




『痛ぁ……っ』




「はよ、電話せんかい 笑」




『いやぁ、私の夫は かっこいいなぁって思ってさぁ……』



「そんなん知らんわ 笑笑」




あーーー こういう 雰囲気好き (



酔い気味に 部屋を出て 電話をかける








………………………………………………










本の 発売は 決定し 、


私は 淳太と同じ 職場を辞めた 。



淳太は あまりに 仕事が 出来るからと


国内出張が 増えた 。










「ただいま~」 と 雑踏の匂いを連れて



帰ってきた 淳太に 飛びつく 。



『おかえり~っ』



「デレデレせんとって、明日から北海道まで出張やから」




『またぁ? 本気で寂しすぎて死ぬ』



「しゃーないやろ、仕事やねんから」



『そ、そうだけど…』






ちぇっ 、 なんて思って


淳太の ボストンバッグを 用意する 。




『今回は 何日間 ?』



「5日間、短いんやから我慢しとって」



『長ああっ、』



気が滅入る程 だった 。




すると、そんな 私を 見た 淳太が




「5日間 寂しないように したろうか?」




と にやっと笑い、

気づいたら 私は 真っさらな ベッドの上。




『ねぇっ、!!やだっ!!!』



「寂しい って言うたのはどこの誰や」



『さ、寂しいけどっ……』




「じゃあええやんなぁ ?」







今日は 午前中 友達と出かけて、


家着じゃないのに ……っ




と思った時は もう遅くて 、



淳太の手は 私の 洋服の上 。




ボタンもチャックも 全て解かれて


一糸纏わぬ姿になり 、


ただ 淳太に 弄ばれる 。




「嫌とか 言うた割に めっちゃ感じとるな」



にやにや しながら 言葉攻めを受け



頭が 溶けてしまいそうになる 。




『いやぁああっ…… !』



嫌じゃないのに 嫌って言葉が出て


嫌じゃないのに 涙が溢れて出てきて
意味がわからない 。





「下は どないなってん ? 笑笑」



『っ……あ……らめぇっ……!』





言葉で攻められて、

指で攻められて 、 無理っ ……







「うっわあ…派手に イったなぁ笑笑

びっしゃびしゃや 笑笑」



『はぁ…はぁ…っ、言わない…で…』



「イっていいなんて 俺言うてない」



『だってぇっ……しょうがない……』



「ほら、もっと 脚広げて 、」



『やぁぁんっ、』







無理やり 押し込まれた 熱は


私を 快感へと 誘っていって 、
淳太の 熱を 

今まで 感じたことがなくて



嬉しいのと 怖いので 涙が 止まらない 。




「泣いてへんで…っ 手……貸して…」




淳太に そっと 握られた手は



淳太と 私の 繋がっているところを なぞる。




「ほら、俺ら今 繋がってんで っ ?」




ちょっと苦しそうな 淳太の言葉に


余計 涙が 溢れる 。

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