第3話
入れ替わり。
俺は、今から西園さんが言っていた街に調査しに行くことにした。
一応幽霊《探偵》部だからな!
幽霊同好会よりずっと楽しそうだろ??
その町は、未蒼町という所らしい。
俺の住んでいる町から電車で数駅のところだが、今日は西園さんが一緒に来るといい西園さんの送迎車で向かっている。
・・・ベ○ツだ、はじめて乗った。
ヤベー・・・
あ、もう着いた。
「ここが未蒼町です。」
「ま、まぁここだけ見ると普通の街だよなぁ〜」
「では、はじめに私の友人のところに行きましょう。」
「はい。」
「ここが私の友人が通っている未蒼第一高等学校です。私の友人の家は、すぐそこなので歩いていきましょう。」
「その、西園さんの友人の名前はなんて言うんですか?」
「彩野美咲です。」
「彩野美咲さん、、」
「着きましたここです。」
ピンポーン
『はーい』
「西園美華です。美咲さんはいらっしゃいますか?」
『あぁ、美華?今開けるねー!』
ガチャ
「どーしたの美華?連絡もなしに来るなんて珍しいね。」
「ごめんね、ちょっと用事があって・・・」
「ん?美華の後ろにいる人誰?」
「あぁ、この人は、私と同じクラスで、幽霊探偵部っていう変わった部活をしている・・・」
「三津谷彪斗っていいます。」
・・・ってか今この人変わった部活って言ったよな
「三津谷彪斗・・・、で?なんの用?」
「前に人が消えて帰ってきた時には幼稚化してて・・・っていう話をしてたじゃない?その話が妙に引っかかってね、この人に相談してみたの。」
「そうなんだ、」
「で、調査するためにこの街に来たの。美咲も協力してくれない?この街に詳しいのってこの中で美咲しかいないし。」
「別にいいよ、」
「ありがとう。じゃあ大まかなことは私が説明したけど詳しいことと、最近のこと教えて貰ってもいい?」
「いいよ、上がって。」
「お、おじゃまします。」
「人が消えて・・・ってとこは、話してあるんだよね?」
「えぇ、」
「じゃあそこは省くよ。・・・幼稚化した人が元に戻るとすぐに違う人が前の人のように幼稚化する。」
「違う人?」
「そう。入れ替わるように。」
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