俺の名前はあなた。
無事に涼が見つかって歓喜している一般人だ。
あの後ろ姿...俺の目に狂いはなかったな!!
涼ってば俺の事探して...
......
俺らって友達だったっけ?()
...まぁ、結局は見つかったんだし...もういっか。
涼についてはもう従兄弟の家には行ってきたらしい。
俺が来た意味とは()
怖い人に襲われかけて怖い人に助けられただけじゃん...?!(
災難だなほんとに...
涼と別れたあとは特にこれといったことも無く、平和に自分の家へと帰っていった。
__次の日。
その日から、俺が道を歩いているとどこかから視線を感じるようになった。
そしてそういう時は必ずと言っていいほど、襲われるのだ。
生半可な奴だったら俺でも倒せる...いや、今までもそうしてきたのだが、今回の相手は少し違った。
何だ、この殺気...
只者じゃない。
俺は瞬時にそう思った。
早く逃げないと...死ぬ!
そう思うが、明らかに尋常じゃない雰囲気を醸し出している男を前に、俺の足は動かなかった。
そういい奴は刀を振り上げた。
やばい、動けない。殺される___!
カァン!!
金属同士がぶつかり合う音が、俺の耳を貫いた。
to be continued
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。