俺の名前は瓜生龍臣。
移動式メロンパン屋を営む...元殺し屋だ。
そんな訳で俺の元には未だに色んな情報が入ってくるのだが...最近少し気になる噂を耳にした。
そう_それは彼に着いての噂だ。
あなたくんは常連さんで、深夜はバイトをして日銭を稼いでいるらしい...そのせいで夜中に出歩くことが多いようだが...。
お金を払い、その場でメロンパンを食べ始める彼は口を開く。
__そう。ここ最近、あなたくんの口から襲われかける、という単語が多々出るようになった。
“襲われかける”ということは...恐らくあなたくん自身で何とかしているのだろう。
まあ夜中に出歩けば襲われる確率も高くなる訳だが...それにしても最近はこんなこんな報告を受けすぎている。
曖昧ではあるが、俺とカリンの元にもあなたくんが狙われているという噂を耳にした。
“奴は危険なカタギだ”
と。
この話を聞く限り...少なくとも普通のカタギよりは力があるということだろう。
まぁ、俺も一応は一般人なんだがな...
そう言ってあなたくんは早足で去っていった。
俺はカリンに話しかける。
流石だ...
俺は最初に「狙われている」という噂を聞いた時、直ぐにCODEーELの組織を疑った。
最近の組織は銀田の指揮の元で働いている奴がおり、そいつは善人でも報酬が相応であれば躊躇無く殺す人間だ。
下手したら...あなたくんが殺されかけない。
俺たちは深夜に行動を開始することを決めた。
__深夜。俺とカリンは貴凛町の当たりを探索していた。
あなたくんを狙っているのは、銀田派の人間「水野」...
だがあくまでも銀田の命令ではなく、水野単体の行動らしい。
銀田の元に仕えている水野、そしてさらにその下に仕えている組織の人間...
なんにしても、もうアンタらの好きにはさせねぇ...半グレもあなたくんを狙っていると聞いた。
俺とカリンは二手に別れて行動した。
流石にあなたくんの帰宅ルートまで調べる訳にはいかないからな...原始的な方法だがこれが一番最適だろうと判断した。
薄暗い路地裏を歩いていると、何やら声が聞こえてきた。
...噂をすれば、だな。あいつが水野か...
俺は気配を消し二人に近づいた。
そういい水野は刀を振り上げた。
あなたくんは動けずにいたが...
カァン!
俺は奴の刀を持っていた日本刀で受けた。
to be continued
前回から話全然進んでなくてごめんなさい
あと時系列バラバラでごめんなさい((
今日中にもう一本上げます!!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。
登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。