第9話

はち
1,452
2019/09/23 12:18




















ーメイク室ー







社長
そこ、座って
you
you
はい







社長
めいくさーん


社長さんがそう言うと、


女の人が出てきた。



社長
ソジュンのメイクさんのスアだ。
スア
あんにょーん
you
you
あにょはせよ



私は深く、

お辞儀した。

めっちゃ可愛い子の人、


この人がデビューするべきじゃないかな((





スア
そんなにかしこまらないでw
you
you
はいっ
社長
スアは僕の娘だよ〜
スア
どうも
you
you
よろしくお願いしますっ
スア
じゃあ、社長さんはお仕事しててくださーい



スアさんが、

ほぼ無理やり

社長さんを

外に出した。



スア
ソジュンくんって呼んだ方がいいかな?
you
you
あ、はい
スア
じゃあソジュン、何歳?
you
you
私ですか?
スア
そうだよw あと、私じゃなくて“僕”、ね
you
you
あ、そっか




よし、

今日から私は...

じゃなくて!



今日から僕は

ナムジャ!





スア
で、何歳?
you
you
あ、16歳です
スア
わー、見事に年下
you
you
スアさんは何歳ですか?
スア
ヌナって呼んでー
you
you
あ、はい。ヌナは何歳ですか?
スア
私は23だよ〜
you
you
え、ほんとですか?!
スア
え、なになにw
you
you
高校生かと思いました
スア
ほんとにー?w





スアヌナと話してるけど、


ヌナは僕の顔に

どんどんメイクしてってる。




やっぱり、

プロのメイクさんなんだなって

思った。






女なのに

男としてデビューするから、

もっと

周りから批判されると思ってた。


でも、

思ったより

受け入れてくれた。



って言ってもまだ

ヌナとしか

今の僕、

「ソジュン」として会ってないんだけどね。




スア
よし、メイク終わり!
you
you
え、早い...
スア
カツラはどれがいいかなー
you
you
なんでもいいです
スア
じゃあこのマッシュのやつにしよ
you
you
はいっ






メイクが終わって、

カツラを被った。




鏡の自分が

自分じゃないみたい。


僕自身が自分で言うのは変だけど、

ちょーかっこいい。


これも全部、

ヌナのメイク力のおかげか...


これなら

ヨジャだって

バレなさそう!





ちょっとだけ、

デビューが楽しみになった。




楽しみな気持ちよりも、

不安の方が大きいけど

それでも、

防弾少年団っていう

グループの1人になれるのが

なんだか嬉しかった。



自分の居場所が

出来た感じがして

嬉しい気持ちになった。









スア
よし、色々と疲れてるみたいだから今日は帰ろっか
you
you
あ、はい



ヌナとロビーまで行く。


スア
じゃ、気をつけて
you
you
ありがとうございました!






私は

メイクを落として、


駆け足に事務所を出た。































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