結局、
タクシーを降りた。
おじさんに飴玉もらっちゃった。
なんか申し訳ないな。
って、
のんびりしてる場合じゃない!
急がないと!
私は全速力で走った。
その時、
人にぶつかった。
私は全力で頭を下げた。
顔に髪がバサってなった。
うん、
シンプルにいたい。
目の前のおじさんは
服を直してる。
てか、
なんかお金持ちそうな人だな。
もし
大量のお金請求されたら
どうしよ...
私そんなお金ない...
図星すぎて
肩がビクッと震えた。
おじさんは
時計を外して
じっくり見てる。
うーん、
ちょっと待って。
このおじさん、危険な人?
事務所の社長?!
なにそれ、
どーゆこと?!
余計意味わかんなくなってきた
この人ほんとに
事務所の社長?
なんか怪しい...
最近こういう
なりすましの事件多いし...
でも、
付けてるもの
高級そう。
私、
このおじさん...
いや、
社長さんのこと信じていいのかな?
社長さんから
名刺をもらった。
私、
アイドルとかわかんないんだけど...
てか可愛くないし
ダンスも、
昔ちょーっとだけやってた。
でもあんまりだし、
歌だって...
まぁ、みんなに上手とは言われるけど...
もう泣きそうだよ( ;´꒳`;)
☁ ☁ ☁ ☁ ☁ ☁ ☁
はーと
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よろしくです!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。