第3話

涼介の家で
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2019/04/06 14:03
涼介の家に着くと、私と涼介はテーブルに
教科書とノートを広げる。

大貴は、というと、私たちに迫られ、コンビニへアイスを買いに行った。

涼介は、メガネをかけて準備万端。
涼介がメガネをかける時は、真面目モードに入る合図。

涼介のファンクラブの子達からしたら、私の幼なじみの“特権”って羨ましいんだろうなー…
涼介
涼介
あめ
あなた

え?

涼介
涼介
雨すごいな
あなた

そうだね…



相合傘をしている時はそんなに降ってはいなかったが、今は強くなり土砂降りに。

あなた

大貴だいじょうぶかな?

涼介
涼介
大丈夫だろ、あいつだよ?
あなた

確かにね(笑)

涼介
涼介
今年も3人で花火大会行きたいな
あなた

そうだね

涼介
涼介
ぁ、あのさっ…
あなた

えっ?




すごい雨音のせいで、涼介の言葉が掻き消されてしまった。
あなた

ごめん、雨音で…なに?

涼介
涼介
あ、や、その…
あなた

ん?

涼介
涼介
大丈夫…ごめんな
あなた

隠し事禁止だからね

涼介
涼介
分かってるって
あなた

そっか……

涼介
涼介
……………
あなた

……………



ガチャッ



大貴
大貴
たっだいまーー!
涼介
涼介
ばか大貴
大貴
大貴
え?
涼介
涼介
ばかばかばかばかばか
大貴
大貴
えぇーーーー

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