第8話

☪︎*。꙳第7話
812
2020/08/31 14:43
しばらく歩き森の繁華街に出た
あなた

凄い…人がいっぱい…

富澤さん
富澤さん
小娘ちょっとここで待ってろ
あなた

分かりました

富澤さんがどこかへ行き
あなた

富澤さんどこ行ったんだろう

なんて言っていると誰かに話しかけられた
森の住民1
森の住民1
ねぇねぇそこのお姉ちゃん
あなた

なんですか…

森の住民2
森の住民2
俺たちと今から遊ぼうや
あなた

ゴメンなさい…待ってる人が居るんで

森の住民1
森の住民1
ええやん少しぐらい
男の人が手を掴んできた
あなた

やめて!

私は手を振り払い猛ダッシュで逃げた
森の住民1
森の住民1
おい追いかけるぞ
森の住民2
森の住民2
了解















そして数分後、私は森の茂みに隠れた
あなた

ここなら…バレないよね…

森の住民1
森の住民1
おい!居たぞ!
あなた

嘘でしょ…どうしよう

富澤さん
富澤さん
おい…俺の女に手出すな
あなた

富澤さん…

森の住民2
森の住民2
富澤様!
森の住民1
森の住民1
すいません…富澤様のお知り合いとは
知らずに…
森の住民2
森の住民2
本当にすみませんでした!
男の人たちが去り
富澤さん
富澤さん
小娘すまねぇな…俺がそばに
居なかったから
あなた

そんな…大丈夫ですよ

あなた

ちょっと足は怪我しちゃいましたけど笑

富澤さん
富澤さん
お前…ちょっと所じゃねぇだろ
あなた

大丈夫ですってこれぐらい

富澤さんが私を持ち上げた
あなた

えっ…ちょっと富澤さん!
下ろしてください!

富澤さん
富澤さん
何言ってんだ流石にこの足じゃ
帰れねぇだろ
富澤さん
富澤さん
だから俺に捕まってろいいな?
あなた

どうして…そこまでしてくれるんですか

あなた

私…人間の女ですよ?

富澤さん
富澤さん
確かに俺はお前の事は嫌いだ
富澤さん
富澤さん
だけど仮の恋人だから仕方がねぇだろ
あなた

富澤さん
富澤さん
だから大人しくしてろ
あなた

はい…

そしてしばらくしてお屋敷に着き
富澤さん
富澤さん
ほら着いたぞ
あなた

スースー…

富澤さん
富澤さん
って寝てんのかよ…
伊達さん
伊達さん
あれっ?富澤早かったな帰ってくるの
伊達さん
伊達さん
って…なんであなたちゃん
抱っこしてんの!?
伊達さん
伊達さん
お前まさか…
富澤さん
富澤さん
んなわけねぇだろ
伊達さん
伊達さん
だよな笑
あなた

んっ…

あなた

富澤さん…

富澤さん
富澤さん
やっと起きたか
富澤さん
富澤さん
もう着いたぞ
あなた

ゴメンなさい…私つい寝てしまって

富澤さん
富澤さん
別に気にしてねぇよ
伊達さん
伊達さん
それよりあなたちゃん足の手当てした
方がいいよね
あなた

はい…

伊達さん
伊達さん
じゃあそこ座って
あなた

分かりました…

椅子に座り
伊達さん
伊達さん
じゃあ手当てするね
あなた

はい…お願いします

手当てが始まり
伊達さん
伊達さん
そう言えばあなたちゃん
あなた

はい…

伊達さん
伊達さん
あなたちゃんはさ俺たちの事
怖いとか思わないの?
あなた

えっ?

伊達さん
伊達さん
いや俺たちもさ人間の姿とはいえ
動物だからさ
伊達さん
伊達さん
それにこの屋敷に住んでるのは
クマの俺と狼の富澤だよ?
伊達さん
伊達さん
人間の世界じゃ怖がられてるでしょ?
あなた

私は…好きですよ

あなた

クマも狼も

あなた

だってカッコイイじゃないですか

伊達さん
伊達さん
なら…良かった
伊達さん
伊達さん
よし!これで手当て完了
あなた

ありがとうございます

伊達さん
伊達さん
ちょっと歩くのには不便かも
しれないから気をつけてね
あなた

はい!








今回はここまで

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