第4話

第2話 伝えられた真実
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2020/12/30 05:07
「エッ、、、」
誰かの声が聞こえた。
「うっ嘘ですよね」
誰かが聞いた。嘘だと思いたかった。
黒子カズヤ
黒子カズヤ
信じられないでしょうけど、本当です。
黒子の両親が泣いているのを見てホントなんだと分かった。
黒子カズヤ
黒子カズヤ
テツヤは中3の全中で頭を怪我して病院に行きました。その時の検査で脳に腫瘍がある事が分かりました。ですが、その時にはもう手遅れでした。それから暫くは入院していました。
黒子カズヤ
黒子カズヤ
医者に「このまま入院生活を送れば後、3年は生きれるでしょう。しかし、バスケなどの激しいスポーツを続ければ1年持つか分かりません」と言われたんです。
黒子カズヤ
黒子カズヤ
テツヤは迷わず「バスケを続ける」と言いました
「なんで、、、」
誰かが言った。
黒子カズヤ
黒子カズヤ
私達もテツヤに同じ事を聞きました。その時テツヤは言いました。
黒子テツヤ
黒子テツヤ
3年間、寝たまま、病院で過ごすなら、あと1年、悔いの残らないよう、バスケして過ごしたいんです。我儘かもしれません。残酷な事を言っている自覚はあります。でも、僕は死ぬなら最後まで好きな事をしてから死にたいです。それにキセキの世代の皆をまた笑ってバスケが出来るようにしてあげたいんです
黒子カズヤ
黒子カズヤ
と。泣きそうな笑顔で言われました。テツヤは私達が思っていたよりずっと強かったんです。
黒子テツナ
黒子テツナ
テツヤは小さい頃から大人しく、我儘を言ったことはありませんでした。これがテツヤの最初で最後の我儘でした。だから、私達もテツヤがやりたいようにやらせました

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