第2話

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2019/02/17 00:00
あなた

もう1年かぁ…

涼太
うん…










カレンダーには、“結婚記念日”の文字。















僕らは、あの日のことを思い出した。



























あなた

っ、涼太…

涼太
大丈夫、大丈夫…







あなたが辛いことがあったら、








僕が支える。








でも、






不器用な僕には







信じること












ただそれしか出来ない






















明日の僕達はきっと側で笑い合えているかな



















涼太
あなた…上、見て…
あなた

えっ…?











そこには空があった。









あなた

涼太、虹…

涼太
ほんとだ…
あなた

…きれいだね。

涼太
うん。…あなた、離れ離れになっても、会いに行くから
あなた

そんなこと、言わないでよ…

涼太
だから、結婚しよう









この空の下で巡り合う奇跡







見上げた虹の向こう会いに行くから


















なんて言ったら、あなたはどんなふうに思うかな…









涼太
この空みたいに、いつもあなたを近くにもっと側に感じていたい
あなた

この雨上がりの虹みたいな、涼太に繋がる虹をかけるから





























こうして結婚して、1年が経った。













涼太
昔はあんなことも言い合ってたね
あなた

だね…






明日の僕たちも側で笑い合えているかな…











あなた

これからもよろしく、涼太

涼太
こちらこそ













いつでも










どんな時も














あなたを愛してる



















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