あなたside
朝起きて、カーテン開けて、水飲んで、
そして、寝巻きから部屋着に着替えて
髪の毛を結んでベッドから降りる。
いつもの事だけど、少しだけ気分が違った。
『 ... おはよ、 』
松村「 だろうと思った 」
『 何が 』
髙地「 北斗とね、あなた絶対ローテンションだろうなって話してたの 」
『 ... ジャニーさんっ、 』
松村「 あーほらほら泣かないの 」
田中「 ... おはよ、ってなんであなた泣いてんの 」
髙地「 ジャニーさん。1周回忌 」
田中「 あぁー。そーいや、あなたからスカウトの時の話って聞いた事ねえな 」
松村「 確かに。聞かせてよ 」
『 いいけど、 』
髙地「 あっ、まじで?じゃあ全員起こしてくる! 」
『 ... ジャニーさん ... 』
ジャニーさん思い出すと、すごく懐かしくなる。
今、何してるかなぁ。
私の師匠で、恩師で、すこし変人な存在。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。