あなたside
着いたところは、すごく落ち着いていて柔らかい
ライトが綺麗。
だーいぶ大人っぽいところ選んだなあ、二宮くん。
二宮「 最近どうなの?仕事とか 」
『 あっ、順調ですよ?ドラマもあるし 』
二宮「 だってさあ ... それ 」( 右手首を指す )
『 あっ ... 笑。大丈夫ですよ、こんなもの 』
二宮「 いやね、俺としては心配なのよ。あなたって無理しがちだから 」
『 あっ ... 。迷惑かけてたならすいません、! 』
二宮「 いいのよそれは。ただ、身体を壊してほしくないの 」
『 ... 』
二宮「 最近、悩みある?聞こうか? 」
『 ... 二宮くん、 』
二宮くんは私の愚痴や悩みを真剣に聞いてくれた。
先輩っていつもそうだ。
心配してないっていうフリだけして
真剣に後輩の話を聞いてくれる。
... ほんと、ずるいよ。
二宮くんと話していると、悩みや愚痴は
涙と共に流れていった。
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♡8で次話
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。