田中side
次の日、事務所に用事があって行くと
あなたが「 樹くん樹くん 」って寄ってきた。
『 どうしたの? 』
橋本「 昨日ね、レトルトカレー作ったんだけどね、 」
『 うん、 』
橋本「 ゆで卵を作ったら爆発したの! 」
『 ... ん、? 』
橋本「 こうね?卵をお皿に入れて、レンジでチンしたら、ぼーん!!!って! 」
『 あのねあなたちゃん、 』
橋本「 なーに? 」
『 生卵はレンジに入れると爆発するんだよ? 』
橋本「 そーなの!? 」
『 うん。だからゆで卵ってお湯に入れて作るんだよ 』
橋本「 樹くんって本当に物知り!凄いね! 」
『 そんな事無いよー笑笑 』
あの時のあなたは可愛かったなー。
いつも「 樹くん樹くん 」って。
まぁ、そんなあなたが料理上手になったのも、
俺のお陰?笑笑
あの時は本当にあなたは女子だったし、
純粋だったなー。( 隣にいたあなた「 はっ倒すぞ 」 )
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♡10で次話
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。