あなたside
しばらくして、いくちゃんが来た。
生田「 あなた!?どしたんその腕!はやく手当てせな、 」
『 消毒はしてもらった。幅は広いけどそんなに深くないって 』
生田「 若林さん、あんた ... 」
若林「 はいはい、すいませんでした 」
生田「 ほんま許さん。はよ辞めてもらうからな 」
若林「 はいはい 」
京本「 どうする?今日、Mステだけど ... 」
『 Mステは、出る。ファンの方に迷惑かけたくない 』
田中「 でも、その腕 ... 」
『 だいじょーぶだよ 』
森本「 バック転、出来るの? 」
生田「 バック転だけ辞めとけば? 」
『 ... 今日、もう病院行ける? 』
生田「 ... 行けるけど 」
ジェシー「 えっ、まじ?やる気? 」
『 もちろん 』
松村「 辞めとけってお前 ... 。酷くなるぞ? 」
『 大丈夫。大丈夫だから 』
京本「 あなたらしいや、笑 」
髙地「 ... 気をつけてよ? 」
『 おっけーい!笑 』
生田「 じゃあ、病院行くか。... お前は、どうすんねん 」
若林「 ... 事務所行って、辞めてきます 」
松村「 ... 二度と、私の前に現れんなよ 」
若林「 うん、一生の、ばいばい 」
『 あっ、そうだ若林あんたこれ 』
若林「 ? 」
『 外で出てから開けろよ。じゃ、そういう事だから 』
あの袋には、お金を入れておいた。
あいつは嫌いだけど、人が死ぬのは嫌だから。
もっと、新しい可能性を見つけて欲しい。
外に出ると、雨が降っていた。
Imitation Rain。なんてね。笑
やっぱSixTONESは、7人。
その7人にファンが居て、team SixTONESだ。
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♡10で次話
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。