めっちゃ七夕遅れた…😭
許してくだせぇ…
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ころんside
今年の七夕はいつもより特別。
毎年七夕は6人全員で馬鹿騒ぎしてお祝いする。
「だってさ、織姫と彦星がたった一年に一度だけ会うことを許された日なんだよ?もし僕が彦星だったら死んじゃうなぁ、w」
「どっちかと言うところちゃんは織姫でしょ?w」
「はぁ?wwww」
いつかした帆香との会話。
そんな当たり前の日常は、もう帰ってこない。
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返事をしてちらっと時計を見ると、もう午後4時。
なーくんはいつも忙しいな。
頼まれたとおり、ベランダに入って、笹を吊るす場所を考えていると。
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7人目の大切な仲間の声が聞こえた。
「笹吊るすのいいけどさ、短冊ないと困るかなって思って、」
彼女の手にあったのは、カラフルな短冊。
今日も相変わらずの調子で言い合う。
「あ?」
「2人とも仲良しだねw」
続々とベランダに上がってくるみんな。
手に取った水色の短冊に託す願い事は…
うんうん唸って考えていると
「なんだ、なんも書いてないじゃんw」とあなた。
そう短く告げてほかの人のとこに行ってしまった。
端っこの方に短冊を吊るす。
さて、みんなはどんな願い事だろう。
まだ言ってるぞこいつら。
あなたが小さく聞く。
すかさず突っ込む。
みんな色々な願い事したな
次は僕の番、か
「 ず っ と 大 好 き な 仲 間 と 一 緒に 生 き ら れ ま す よ う に 」
瞬く星が、一瞬煌めいて、流れた気がした。
END
初の番外編、おつかれさまでした〜!
では次回でお会いしましょう!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!