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第31話

#7
324
2021/07/20 08:41
ころんside













確か、あの時。




なーくんが何か言ってきた気が……
Colon
ったた、、、






起き上がろうとした瞬間、体に激痛が走った。


恐る恐る当たりを見下ろすと、全く知らない部屋・・だった。


Colon
さッ、ゲホッゲホッ!




親友の名前も叫ぶことすら出来ない。





無意識に口元に添えた手のひらに生ぬるい感触があった。



恐る恐る見てみると……

































_______血だった



























ああ、僕、もう死ぬのか。

















Colon
あなた、助けてあげれなくてごめん。
Colon
こんな僕を許してね…




























ゆっくり、まぶたが落ちていく。
























(なまえ)
あなた
ッ、ころちゃんっ!!





















あなたの声が聞こえた気もする。











有り得ないから、すぐ幻聴だと理解する。









































そこで僕は意識が飛んだ。




























さとみside


















.
さあ、応えろ



聞き慣れない低く、脅すような声。

















satomi











.









.
起きているんだろう、さあ早く起きて私の質問に答えるのだ.

















.













それでも絶対に俺は目を開けなかった。







ここでやり過ごせばなんとかなる。




確証も根拠もないが、野生の勘だろうか、なんだかそんな気がした。












____ころんを探さなければ。
















早くどっか行ってくれ、とじりじりしていると。













チャッ、と頭上で音が鳴った。











こめかみに冷たい感触がした。







まさか__
.
今起きなければ、───────殺す















俺、死ぬ?












いや、死んだらダメだ。起きろ、俺。


















また逃げることになるけど。








なーくんのためにはそうするしかない。
satomi
…ッ






死を覚悟して俺は体を起こした。







男は、深く被ったフードを取った。




































そして次に見えた顔は___
satomi
…嘘、だろ?










__________

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