第25話

廿壱
426
2019/12/20 22:22
You
You
いや、すごいな
宇髄天元
宇髄天元
派手にやってたようだな
宇髄天元
宇髄天元
さすが俺の女房だ
You
You
ところでどっちが
須磨さんでどっちがまきをさん?
???
私がまきを
???
私がウウッ須磨グズッですウウッ
まきを
まきを
須磨泣いてるけどよろしくね
You
You
了解でーす!
嘴平伊之助
嘴平伊之助
オイィィ
祭りの神テメェ!!
急に喋ってきたんやけどこの人びっくりしたわ
嘴平伊之助
嘴平伊之助
蚯蚓帯共が
穴から散って逃げたぞ!!
You
You
え、それやばいんじゃ
宇髄天元
宇髄天元
うるっせええ!!
捕まってた奴ら皆助けたんだから
いいだろうが!
宇髄天元
宇髄天元
まずは俺を崇め讃えろ!!
話はそれからだ!
You
You
何言っての?!
霧嵬詩月
霧嵬詩月
あれ、あなた
You
You
あ、詩月〜!!
まきを
まきを
天元様
早く追わないと
被害が拡大しますよ
宇髄天元
宇髄天元
野郎共追うぞ!
ついて来いさっさとしろ!
霧嵬詩月
霧嵬詩月
だってさ行こっ
You
You
だね
それから私達は穴からジャンプして脱出した
そしたらすんごいスピードで
宇髄天元
宇髄天元
どけどけェ!!
宇髄様のお通りだ!!
って笑いながら屋根の上猛スピードで
走っていってました
霧嵬詩月
霧嵬詩月
あの人やっぱりちょっとヤバイよな
You
You
うん…そうだね(^_^;)
嘴平伊之助
嘴平伊之助
くそォ速ェ!!
私達が宇髄さんの方へ向かって走っていた時だった
どズンっ!!!!!
You
You
?!なに今の音
霧嵬詩月
霧嵬詩月
左の方からだ
嘴平伊之助
嘴平伊之助
あぁ?止まってねぇで
早く行こうぜ!
You
You
ごめん私あっち行く
霧嵬詩月
霧嵬詩月
俺も
シュバッ
まきを
まきを
あの子達って階級なんなの?
嘴平伊之助
嘴平伊之助
癸だ
須磨
須磨
癸には見えないような気がします…
You
You
詩月急ごう
嫌な予感がする…
タッタッタッタッタッ
霧嵬詩月
霧嵬詩月
あぁ俺もだよ
鬼の気配感じるよな
You
You
…うん
それから私達は
伊之助たちとは離れたところで
炭治郎が男の人を庇って刀を構えているところ
を発見した
そのすぐ近くには鬼のような人がいた
霧嵬詩月
霧嵬詩月
っ!あいつ!蕨姫花魁!!
You
You
しっ!
炭治郎の様子がおかしい…
その瞬間素早く
鬼の方に炭治郎が鬼の足を持って刀を振った
You
You
早すぎて見れなかった…
霧嵬詩月
霧嵬詩月
あの鬼の後ろに静かに
行こう
You
You
うん
ヒュッ
鬼の後ろに行ったら
炭治郎が何か言っていた
竈門炭治郎
竈門炭治郎
生身の者は
鬼のようにはいかない
竈門炭治郎
竈門炭治郎
なぜ奪う?
竈門炭治郎
竈門炭治郎
なぜ命を踏みつけにする?
竈門炭治郎
竈門炭治郎
何が楽しい?
何が面白い?
竈門炭治郎
竈門炭治郎
命をなんだと思っているんだ
You
You
…炭治郎目から血が
竈門炭治郎
竈門炭治郎
どうしてわからない?
どうして忘れる?
竈門炭治郎
竈門炭治郎
人間だっただろうお前も
かつては
霧嵬詩月
霧嵬詩月
肩の傷も深いのに…
竈門炭治郎
竈門炭治郎
痛みや苦しみに踠いて
涙を流していたはずだ
ドゴッ
堕姫(梅)
堕姫(梅)
ごちゃごちゃ
ごちゃごちゃ
五月蝿いわね
堕姫(梅)
堕姫(梅)
昔のことなんか覚えちゃいないわ
私と詩月は鬼が瓦を殴ったところから
戦闘態勢となった
堕姫(梅)
堕姫(梅)
鬼は老いない
食うために金も必要ない
堕姫(梅)
堕姫(梅)
病気にならない死なない
堕姫(梅)
堕姫(梅)
なにも失わない
堕姫(梅)
堕姫(梅)
そして美しく強い鬼は
何をしてもいいのよ···!!
You
You
そんなことないのに……
鬼はどうしてこうなのだろう
竈門炭治郎
竈門炭治郎
わかった もういい
炭治郎が
鬼の方へ走った時
鬼に巻きついている帯が
炭治郎を囲うようにした
でも…
You
You
帯が…斬れた
すぐに炭治郎は鬼頚目掛けて刀を振った
だが、鬼の首は帯のようになっていて斬れない
堕姫(梅)
堕姫(梅)
アンタなんかに
アタシの頚が斬れるわけないでしょ···!!

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