さっきから妬ましいとかばっかしか言ってない
けど何かあったのかと心配になった
その後
薄い刃のような血の斬撃
が沢山出てきた
これだったら人に害がなく妓夫太郎の血鬼術
を止めることが出来ると思い
私は刃を氷のように冷たくして
血の斬撃に向かって刃を向けた
ピキンッ!!
すると予想していた通り
血が固まった
だが……
ドン
なるほど…下におろして飛び血鎌を
避けるということか
ギュル
今、詩月曲がること分かってた?!
そんなことより…宇髄さんが!
いや…考える時間に費やして足を止めるな
自分を犠牲にしてでも柱のことは守らなくちゃ
そう思った途端私の足は自然に
宇髄さんの目の前に動いた
ピキッピキッ!
とても冷たくなっている私の刀は
またもや血を固めただが、さっきの
動いたのを見てまた復活するだろう
だから……
突き技で鬼自体の血を固める!
ヒュンッ
刃は鬼の頚一直線に向かったはずだった
はずだったんだ……
鬼は私の背後に回っていて
今にも刺されそうだった
クルッ
間一髪の所で避けた私に向かってきたのは
宇髄さんに向かっていた血の斬撃だった
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。