第28話

廿肆
300
2020/01/28 11:58
ヒュッ
即座に宇髄さんが刀を抜き
攻撃に入るだが鬼は部屋の角に瞬時に
移動していた
妓夫太郎
妓夫太郎
泣いてたって
しょうがねぇからなああ
妓夫太郎
妓夫太郎
頚くらい自分でくっつけろよなぁ
妓夫太郎
妓夫太郎
おめぇは本当に頭が足りねぇなあ
そんな会話をしている鬼達
私達は直ぐに戦闘態勢に入った
You
You
(ホントの兄弟なのかな…?)
妓夫太郎
妓夫太郎
顔は火傷か
これなぁぁ
妓夫太郎
妓夫太郎
大事にしろ顔はなあ
妓夫太郎
妓夫太郎
せっかく可愛い顔に
生まれたんだからなあ
この兄…シスコンか?!
そんなことを少し思っていた時、
宇髄さんが仕掛けたと思ったが…
宇髄さんより先に
詩月が出てきたのだった
妓夫太郎
妓夫太郎
?!
宇髄天元
宇髄天元
なっ…!?
ギギッギギッ
霧嵬詩月
霧嵬詩月
っ…フゥフゥ
妓夫太郎
妓夫太郎
へぇやるなぁあ
攻撃止めたなぁあ
妓夫太郎
妓夫太郎
あいつを殺す気だったんだけどなぁ
いいなあお前いいなあ
霧嵬詩月
霧嵬詩月
(そろそろ……限界か)
ヒュッ
詩月が下がった
You
You
(すごいなぁ私も活躍したい…)
妓夫太郎
妓夫太郎
男2人お前らいいなぁあ
その顔いいなぁあ
霧嵬詩月
霧嵬詩月
……は?
宇髄天元
宇髄天元
···
妓夫太郎
妓夫太郎
肌もいいなぁ
シミも痣も傷もねぇんだなあ
妓夫太郎
妓夫太郎
片方は肉付きもいいなぁあ
俺は太れねぇんだよなぁ
妓夫太郎
妓夫太郎
上背もあるなぁあ
縦寸が六尺は優に超えてるなぁあ
妓夫太郎
妓夫太郎
両方女にも嘸かし
持て囃されるんだろうなぁあ
霧嵬詩月
霧嵬詩月
別にそんなことないんだけど…
妓夫太郎
妓夫太郎
妬ましいなああ
妬ましいなああ
You
You
(私には触れないのイラつくわ)
妓夫太郎
妓夫太郎
死んでくれねぇかなぁあ
ボリボリ顔を掻きながらずっと言っている
見てて苦しい。辛そう。
鬼にこんな感情持ちたくなかったけど
妓夫太郎
妓夫太郎
生きたまま
生皮剥がれたり腹を掻っ捌かれたり
それからなぁ
You
You
(いや、グロいな)
堕姫(梅)
堕姫(梅)
お兄ちゃん
コイツだけじゃないのよ
まだいるの!!
堕姫(梅)
堕姫(梅)
アタシを灼いた
奴らも殺してよ絶対
堕姫(梅)
堕姫(梅)
アタシ一生懸命やってるのに
凄く頑張ってたのよ1人で······!!
You
You
え、自分で言う?
堕姫(梅)
堕姫(梅)
それなのにねぇ
みんなで邪魔してアタシをいじめたの!!
堕姫(梅)
堕姫(梅)
よってたかって
いじめたのよォ!!
詩月とyou
(いや、いじめてないし)
妓夫太郎
妓夫太郎
そうだなあそうだなあ
そりゃあ許せねぇなぁ
妓夫太郎
妓夫太郎
俺の可愛い妹が足りねぇ頭で一生懸命
やってるのをいじめるような
奴らは皆殺しだ
詩月とyou
(足りない頭って…馬鹿って意味??
え?お兄さん妹馬鹿にした?え?
てかいじめてない!!)
妓夫太郎
妓夫太郎
取り立てるぜ
俺はなぁやられた分は
必ず取り立てる
鬼が鎌を構えたように見えた私達は
しっかり刀を構えた
You
You
(……来る!)
妓夫太郎
妓夫太郎
死ぬときグルグル巡らせろ
妓夫太郎
妓夫太郎
俺の名は
妓夫太郎だからなああ
グワン
鬼が鎌を投げた瞬間
私達は一斉に人がいる方へ走った
結局みんな同じことを考えていたみたいだ
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
作者
作者
投稿随分遅れました
申し訳ございません((*_ _)

プリ小説オーディオドラマ