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第18話

全員の思いが交差して。(2)
隼颯
隼颯
じゃぁさ、そろそろ、帰ろ?
あなたちゃん
私を脅して、付き合わせて........
この人はほんとに。何がしたいんだろうか。
あなた
あなた
あ、あの!
隼颯
隼颯
ん、?なに?
いやいや、
聞いたって答えてくれる人じゃないでしょ。
でも、聞いてみる価値は、あるのかな。
あなた
あなた
いや、なんでもないです。
やっぱり、こわい。
【暁人サイド】
俺は無我夢中で階段を駆け下りていた。
一年生の笹見隼颯。
そいつが今、あなたと一緒にいて。。
暁人
暁人
クソッ
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私は今、いわゆる天敵と一緒に帰っている。
この人は、自分に知り合いがいるや否や
新しい彼女と自慢して回った。
隼颯
隼颯
あなたちゃん、手繋ご?
あなた
あなた
え.......
そこまでしたらもう浮気なんじゃないだろうか。
罪悪感と同時にある感情が込上げる。
暁人にだけは、迷惑をかけたくない。
私が暁人にできる事なんて、
秘密を守ることしか出来ないのに。
あなた
あなた
わ、かり、ました。
私は嫌々手を差し出した。
嬉しそうにその手を掴んだ隼颯くんが、
浮かべた笑みはまるでさっきまでの
脅して付き合わせるような、
隼颯くんには思えなかった。
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【暁人サイド】
校門からあなた達を追いかけていた。
無我夢中で走っていた俺の足を止めたのは、
何かを頼み込む男と。それに仕方なく応じるように手を差し出すあなただった。
次の瞬間。
その手を取った男とあなたは、
さも恋人かのように。
帰っていった。
曲がり角を曲がっていくあなたと、
その男を眺めていた。
何が起きたのかと自分の中で整理する。
あなたは俺以外の男と、手を繋いで帰った。

俺の何が行けなかったのか問いただす。
誰にも言えない秘密の関係。
嫌気が刺さないはずが無い。
非があるのは自分なのに。
もはや何も考える気になれなかった。
回れ右をして、今来た道を歩いて帰る。
どうしてこうなったのかを呆然と考えながら。