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第23話

九話
さとみ視点


今日のなーくんは様子がおかしい


いつもより多く発作を起こす


いつも優しいあの人が


大声を出すなんて


しかも、るぅとに対してだ


なにか悩んでいるのか


何か溜め込んでるのか



いくら考えても


俺の頭では思いつかない


パソコンで色々と調べてみる


『統合失調症』『PTSD』『拒食症』


これがなーくんの病気だ


過去のトラウマ


いじめ


今までなーくんを苦しめてきたもの


そして今も


これからも


苦しめると思うもの


治ることは難しい


俺が支えないといけない


ジェル、ころん、莉犬


あいつらは自閉症の1つだ


不安になることも多い


今日みたいに泣いてしまうこともある


なーくんと俺で何とかする


なーくんは大きい音が苦手


昔を思い出すらしい


でも我慢してみてくれる


俺を支えようとしてくれる


ほんと優しい


なんでも出来る弟


るぅと


なーくんと一緒でいじめがトラウマ


いじめは一生人を苦しませる


いじめられた人しか分からない苦しみ


俺もあまり分からない


だからこそ支えたい


今腕の中で眠るなーくん


これからも俺が支える


そう心に誓う


俺はなーくんをベッドに寝かせ


またパソコンの前に座る
コンコン



静かな部屋にドアのノック音が響く
さとみ
さとみ
はーい
ガチャ


入ってきたのは、ジェルだった
ジェル
ジェル
さとにぃ……
さとみ
さとみ
どうした?眠れないのか?
ジェル
ジェル
うん……ななにぃ大丈夫?
さとみ
さとみ
あー、今は寝てるな
何故か申し訳なさそうに俯くジェル


ドアの前から動こうとしない


何かあったのか


もしかしたら昼間のことを気にしているのか


俺はジェルに聞く


ジェルは大丈夫と言い


部屋を出て行ってしまった


ジェルのあんな姿


初めて見た気がする


俺が見てないだけで


ジェルにもジェルなりに罪悪感を感じているかもしれない



もしそれなら


俺の出番



この家族を支え


守ること


俺ができる



最大のことだから