いきなり 真剣な眼差しで見つめて俺の名前を
呼ぶから なんだと思ったら
あなたは静かにそう言った
その表情を見ると今にも泣き出しそうな
不安そうな顔 、
こぶしを下でぎゅっと握っている 、
俺は そんなあなたの名前を1度呼んだ、
それでも目をぎゅっと瞑ったまま下を
向いているあなたの目の前に歩み寄る
そう言うと あなたはおそるおそる
顔を上げて俺と目を合わせた
俺は ふっと軽く笑いながら涙を拭ってやった、
そう言うと
とまた泣きそうになるのを堪えて震えた声で
返事をする
俺は 初め 何だこの生意気女
としか思ってなかったし
多分あなたも 怖いヤンキーくらいにしか
思ってなかったと思う
あの時は そんなふうに見せないで
強がってたな
そんなあなたを思い出して
少しだけ頬が緩む
あなたを思い出しながらそう言うと
って少し頬をふくらませて拗ねた顔で言う
俺はあなたの膨らんだほっぺに
触れる
そう言いながらにこっと
いつもの 笑顔で笑うあなた
俺はそう言って あなたを 優しく抱きしめた
そういうと あなたは
と 俺の胸の中で精一杯応えた
俺はまた笑いながら
あなたの涙を拭った ___
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
season1 終
season2 からは 付き合ったあとのあなたとヒョンジナの物語
はにのことについても書いていこうと思います 🤍
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。