ATTENTION!!
・唐突に始まり唐突に終わる物語デス
・謎時空間(はるちが梵天時代、、?)
・可愛いあなたちゃんはいません
・かっこいいはるちも多分いません
・私もよく分かりません
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ずっと綺麗がいい。綺麗なままでいたい。
スキンケアには月100万はかけた。整形はしてない。元々の顔が綺麗だから。けどそれじゃあ満足出来ない。もっと、もっと、もっともっとモットモット、、、、、もっと!!!!!!!!!!!!綺麗になりたい!!!!!!!!!!!!!!!っていまだに思っているあなたです。
美しくなりたい、綺麗になりたい。自分の顔に皺?有り得ない。自分の体重が1gでも増えたら10kg削る勢いでダイエットをして、けど落とさない部分はちゃんと落とさないようにして。髪の毛だっていつでもつやつやのサラサラを保てるようにヘアケアして、それだって夜2時間はかけたし朝起きた時少しでも毛がはねてたら即電話、即美容院へ行って髪の毛を整えてもらった。ちなみに1回70万。綺麗になるためにお金だって稼いで、どんなに残業してもニキビのひとつも出来ないようにパックとかたっかい薬買って塗ったりしてんだよ。美しくなるために、綺麗になるために。それに見た目だけじゃなくて身につけるものにも貢いできた。メイク道具だってそこら辺のプチプラなんて使えない。デパコスとか、海外から輸入されてきてる数個限定のやつとか。自分を綺麗に見せるためだから。
とまあこんな感じでずーーーっとお金も時間もかけて美しさを保ってきたのに。頑張ったのに。努力してんのに。なんだ?この汚れは。なんで私の服に汚れがついてる?この服、全部買ったらウン100万では収まらないぞ??なのになんだ、コイツ。は?
状況が知りたいって?私の元彼が目の前で死んでる。別にそんなのはどうでもいいけど、私の顔にコイツの生暖かい血が付いてるのが気に入らない。私が自分を更に綺麗に見せるために買ったヒールや服に血が着いているのが気に入らない。汚いモノが私の前にころがっているのが気に入らない。全てが気に入らない。この空気も、コイツも、コイツを殺したヤツも。
『誰だよ!?私の前でコイツ殺したヤツ!!!あぁ“!???私がどんだけ時間と金かけて自分磨きして綺麗にしてると思ってんだよ!?誰だよ出て来い!?オイ!!!!!!!!!』
言葉遣いが綺麗じゃないって?黙れ。容姿さえ綺麗だったら私は満足なんだよ馬鹿野郎。言葉遣いが綺麗の始まりだなんて言ったバカはどこのどいつだ。そんなの嘘に決まったんだろ。言葉遣いが綺麗だろうがきたなかろうが結局は容姿の美しさで決まんだよ。
「オーオーオレだけど?荒れんなよォ」
なんだ?コイツ。綺麗じゃん。桃色の髪に、まあ口の端にある傷には触れないとして、肌だってツヤツヤだし髪だってこんな色してんのに傷んでない。どんなケアしてんだ?それにこいつが着てる服。ブランド物で見た事ない型だからオーダーメイドだろうな。金持ちか、コイツ。まあその手についてる血とガサガサな唇は気に入らないけど。
「てか怖くねぇの?」
『何言ってんの?怖いとか怖くないとかそういう問題じゃなくて、私が今どんだけ綺麗を保ててるかが問題なのに。お前のせいであたしの服とヒールが汚れただろうがよ!!!!どうしてくれんだ!!!!あたしがこんなに金かけて自分綺麗に見せるための小道具なのに!!!!!!!!』
「はァ?」
『はァ?じゃねーよ!!!あたしの努力知ってから無駄口叩きやがれこのピンク髪!!!!お前の髪の毛と肌はつやつやのサラサラでいいと思ったけど全然ダメだな!!特に唇!!!んでそんなガサガサなんだよ!!!せっかく整った顔立ちしてんだからよ!?もっと綺麗にしろよ!!!汚ねぇヤツ見てっとこっちがムカついてくんだよ!!!くそドアホが!!あたしの前でこの男殺した罰としてお前あたしに服貢げ。』
「は、はァ??舐めてんのかァ?」
『おら行くぞ』
まあこんな出会いなら始まる春千夜とあなたちゃんの話。
あなた
とにかく美にしか興味無いしきったねーもの見せんな精神。とりあえず周りから見ても目がくらむほど美人っていうかもうオーラがプンプン(?)けど口が悪いそこが欠点
春千夜
あなたちゃんの前であなたちゃんの元彼スクラップにしたらあなたちゃんに血かかってあなたちゃんになんでか分からないけどガチギレされて服貢がされた男。最終的には自分から貢ぐようになる未来がある(確信)
あなたちゃんの元彼
元カノの前で殺されたのに心配のしの字もされず挙句の果てには血が汚いとまで言われた可哀想な男。裏切ったのが悪い
春『裏切り者はスクラァーーーーップ!!』
『うるっさ、下品だぞ』
春『お前が言うな』
『リップぬったげる』
春『♡♡~』
(ちょろ)
続くかもしれなくもなくもない。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。