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第4話

そんなこと思ってない
「いっ…たた」

今私はベッドの上。

でも…ダメだ。
痛くて体が動かない。

月に一度の女の子にとって最悪な日が、ついにきてしまった。

それでもなんとか寝起きのだるい体を起こして朝の支度をし、玲於の家へ向かう。

いつものようにドアをノックして静かな部屋に足を運ぶ。

「玲於ー!起きて!」

精一杯の声を張り上げた。
でも、私の具合は悪化していくばかりで。

いつもと違う私の様子に気付いたのか、心配そうに尋ねてきた。

「どしたよ?」

あの玲於が私の体の心配なんてしてきたのはいつぶりだろう。

嬉しいのは確かだった。

でも、玲於に心配かけたくない。
弱っているところを見られたくない。

そう思ったらなんだか気が引けて、本心とは真逆のことを言ってしまった。

「や、べつに? ってか、なんでいきなり私の心配なんかしてんの?キモいってー」

しかも真逆のことを言ってしまった上にこんなにも些細なことでイライラしてしまうのは、人としてどうなのよ。

「おい!美恋菜!待てって!」

自分をひたすらに攻め続けているうちにその場にいることが耐えられなくなった私は、懸命に私を引き止めようとする玲於の声なんか無視して、玲於を待たずに勝手に学校へ登校した。

涙がとめどなく溢れて止まらない。

きっともう私は玲於に、呆れられたんだ。

「も…、バカァっ」

真冬の冷たい銀景色に感情をぶつけるようにして言った。

大好きな人を想って流した涙は、寒空の下、まるでドロップのように、儚く、そして静かに溶けて行った。