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第9話

たどり着いた答え
実はつい数日前から、玲於の機嫌がとても悪い。

私がどんな言葉をかけようと、乱暴な事ばかり言って全く話にもならない。

「うっせぇな‼︎ 黙れ!」

「あー。俺に話しかけんな!」

ずっとこんな感じで。

怒りの表情で私をキッと睨みながら吐き捨てられるその言葉は、正直私の心を深くえぐるものだった。

どうしちゃったの、玲於…。

もうほとんど再生しかけていた関係の間に、また大きな溝ができてしまった。

今だって、ほら。

目が合ってもガン無視。

思い切り逸らされてしまう。

「玲於…!」

勇気を持ってなんとか一声かけてみたものの、

「あ? 何の用だよ」

不満そうな表情を浮かべた玲於の視線が私の方に向けられる。

やっぱりまだ怒ってる。

さすがに心が折れそうになってきた。

「おい!玲於。有島になんちゅー事言ってんだよ‼︎やめろよ‼︎いつまでそうしてんだよ…!」

すかさず片寄くんが玲於を止めに入る。

すると玲於は自分の近くにあった椅子をドカッと蹴飛ばして声を荒げた。

「っ、何も知らねえくせに!爽太に何が分かんだよ!」

玲於のカッとなる姿を見つけるたびにいつも注意をしてくれている片寄くんにもこの態度。


それについさっきまで賑やかで明るかった教室は、玲於の急な変貌に場の空気が淀み、険悪なムードを漂わせていた。

玲於、私何か悪いことした?

何に怒ってるのか未だに読めない。

引き止める私と片寄くんの声も聞かず、玲於は苦しそうに唇を噛んで教室を出て行ってしまった。

なんでそんなに苦しそうな顔してるの…?

玲於のあんな表情、今まで見たこともない。

ひたすら悩み続けたゆえ、私の思考回路は一つの結果にたどり着いた。

もしかして、玲於…。

あの日私と片寄くんが教室にいたところを見てた…?

なんだか嫌な予感がして、私は片寄くんを残して勢いよく教室を飛び出した。

玲於、待っててくれる?