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第14話

クラス会は波乱の予感…‼︎
「おーい‼︎全員揃ったかぁー?」

イェー‼︎とクラスメイト一同拳を空へ突き出す。

はい。

そうです。クラス会です。

あの後結局寝付けずに朝まで過ごした私は、

ファンデーションで隠さないといけない程肌のコンディションが悪いし。

寝不足だし。

ヤバイ!

絶対ブスだよ…‼︎

今日の服だってもうよく分からないし!

ダボダボのデザインの凝ったパーカーに、

ピタッとした明るいブルーのデニムパンツ。

そして仕上げにキャップを被った。

変だったらどうしよう。

極度の不安が募り、まるで鯉のように口元をパクパクと動かす。

…いや、キモいって!

今の絶対玲於に見られた!

あーあ。

私ってば女子力が日々半減してるよ。

"好きな人の前ではいつも可愛く"

晴美が吉野君とまだ付き合いたての頃にそう言っていた事がふと頭をよぎった。

できる限り、女の子っぽくいなければ‼︎

自分にムチを打つようにして頰をパンと叩いた。

「ねぇ、美恋菜‼︎最初どれ乗る?」

友達の花凛がショートボブの髪の毛を豪快にかき上げながら聞いて来た。

実はクラス会で、都内の遊園地に来ている。

「んー。どーしよっか!ジェットコースターがいいかな!」

何気にそう言うと、女子たちはなぜか青ざめた表情をしていて。

『美恋菜ってそんな可愛い顔してめっちゃワイルドだよねぇー』

と口を揃えて指摘されてしまった。

「もー!みんな怖がり過ぎ!ほら、早く!」

私が無理矢理列に並ぼうと促すと、女子4人は覚悟を決めた顔をして真っ直ぐに私を見据えた。

『美恋菜パイセンっ‼︎よろしくお願いします!』

なぜか腰を90度に折って頭を下げてお願いされる。

「任せて!みんなついてこい!」

我ながら男前でしょ?

ほら、みんな尊敬の眼差しで私をみてるよ。

本当、面白い仲間達だな。

ちなみに男子達は先陣切って先へ先へと急ぐので、女子は疲れてしまい自然と別行動って事になったってワケ。

にしても。

正直、玲於とは一緒に行動したかったな…。

そんな事を考えているうちに、あっという間にアトラクションへ乗る順番は次になっていた。

「お次の方ー!どうぞー!3番レーンからお乗りくださーい!」

大きく凛とした係員の声が辺りにこだました。

前列に乗るお客さんの後を追うようにして席に着く。

「うわぁ〜。めっちゃ緊張〜!」

「ヤバイ‼︎どうしよう!」

みんな口々に不安をこぼしている。

次の瞬間、ゴトンと音を立て発車したジェットコースター。

めっちゃ楽しい‼︎

私にしてみればスリルが足りないくらい!

そしてその後も散々騒いだ私たちは、一度男子と合流することに。

数分後、指定の場所へ息を切らしながらやって来た男子達。

「おー!わりぃ!待たせた!」

「遅い〜‼︎ちゃんとしてよ…‼︎」

花凛が優しく男子達を叱る。

「なぁ、次どこ行く?」

身を乗り出し、無邪気な笑顔でみんなに問いかける玲於。

玲於のこんな顔、いつぶりだろう…⁈

胸の奥がキュっとなった。

いや、だから‼︎

今考えるのは、次の行き先ッ!

私、玲於のことばっかり…!

ボッと顔が赤くなる。

次の行き先が中々決まらず、みんなで迷ったあげく。

玲於の提案で観覧車に乗ることに。

みんなが弾んだ声で先を歩いていく。

私をさらに熱くさせる事が起こったのは、その直後だった。

私はその出来事に放心状態で。

動揺を隠せず、

俯き加減に玲於の隣を歩いた。