第36話

公園
2,870
2019/04/07 00:39
公園についた時のこと。









揺れるブランコに乗って、何となくボーッとしてた。














廉「昨日は、ほんまごめんなっ」








『へ?…あぁ、全然っ。紫耀が言い過ぎただけだよっ』













違う 。













全部全部 、










廉が悪いよ。

















東京まで来て 、会いに来てくれたと思ったら












恋を経験してみたいとか言って、














私じゃない別の子と付き合った 。











私から離れていった。

















でも廉だから …










好きな人だから …











許してしまう自分が 、嫌い



















廉「俺さぁ…感情がわからへんねん」










『え?』








廉「花蓮ちゃんのこと、好きやないのに付き合ったけど、なんか離しちゃいけんような気して」













なんで、そうやって私を苦しめていくんだろう。








廉が鈍感なのはわかってる。









今言った言葉も、廉は理解してないから、言ったんだろう













離しちゃいけんようなって…














好きって感情が、芽生えてるってことでしょ?











なんなの、それ…









完全に私負けじゃん










廉「あなたもな、離しちゃいかんよ。」




「大切やし、あなたがおらなほんまにぶっ壊れる。だって頼れるやつおらんし」







『へぇ…っ、』











少しか期待した。











でも、やっぱり幼馴染としての感情なんだろう














廉「ハッキリせなあかんのかもしれんけど…俺には、まだわからへんねんっ」







『いいよ無理に…』






廉「え、?」







『別に無理に、絞らなきゃいけないわけやない。このままでも、ええよ』












そんなの嘘。












きっと私か花蓮ちゃん選択しろって言ったら、








花蓮ちゃんが好きだと感じてしまえば廉は、



私なんか選択しない。













いつか私も、眼中に無くなるのかな…。













私が早く、廉への恋の感情を無くしてしまえばいいだけの話。




でも、










廉しかいないんだ。








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