第48話

隣にいるのに 。
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2019/05/26 08:00



廉「そろそろ 、帰ろか 」






『うん 。』











廉「ん 、手繋ご」










え?











え?










繋ぐ ()






『っ 、うん 。』







なんだか 、昔に戻った感覚がした。










廉の手はあたたかくて 、



私の心をすぐに癒す。









『ねぇ 、なんか懐かしいね 。
夜に二人っきりで手繋いだこともあった 。』







廉「俺も思った 、なんか俺達もう高校生してるもんな」









『今度 、タピりに行こか 』





廉「ははっ 、いや突然すぎて… 笑
ほんまに食いしん坊やな 」







『 タピオカは飲み物ですー
食いしん坊やないもんっ …! 』








廉「はいはい 、せやなぁー
てかさ 、、 」









プルルルルル ッ










話の途中に 、鳴った廉の携帯 。






ちらっと除けば 、それは花蓮ちゃんからで










廉「あ 、ごめんな 。 …もしもし 」



廉「ふははっ 、知らねぇよそれは 笑
花蓮ちゃんのお陰やないの?」







廉「おう 、じゃあな 。おやすみ」












心が痛め付けられる。







廉は 、隣にいるのに。






いつも必ず 、花蓮ちゃんがいるんだ。













この日から 、









だんだんと



私と廉の関係は崩れていったんだ 。







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