第49話

入り込む所なんて 、
2,714
2019/05/26 10:44



いつも通り 、私は寝坊した 。











カーテンをあければ 、





やっと起きたん?と送られた携帯を片手に、廉と目が合う 。








『 うざすぎでしょ 、笑 』









いつもと同じく 、

起こしてくれればいいやろ!なんて絵文字付きで連絡を返す










急いで制服に着替えて 、ご飯を食べて 、ギリギリ待ち合わせの時間に間に合った 。









廉「ほんまにあっぶないなぁ 、もうすぐ先行くところだったわ」




『 とか言って、待ってくれるくせに 笑 』






廉「うるさいわ 、早く後ろ乗れ」







『はーいっ』











校門を通り過ぎて 、相変わらず廉は周りから注目されるけど






ほんと仲良しだよね 、あの幼馴染コンビ






なんて聞こえる声も


なんだか気持ちが良くなる









クラスに入って


この前席替えして 、席が隣になった廉と変わらずお喋り 。







『あぁ!!課題 、やってへん!』




廉「え、どんまーい 。まぁ俺は優男やからしゃあなし見せてやr …
俺もやってへーん!!!」





『やばいやばい 、はよやろ!
えっと …こ、これなに!!?』



廉「はぁ!?どこやねん 、!」















廉「あっぶねぇ … 。終わったぁ」





『さすが廉 、頭良い〜!』





廉「ふっ 、だろ ?(ドヤ 」





『うっざぁ』








ギリギリ 、課題を休み時間に終わらせ 、ゆっくりしていた私と廉。









急に廊下が 、騒がしくなる







『ん…?どしたんやろ 、』







廉と一緒に 、教室から除けば 、




倒れてる花蓮ちゃんがいた 。








『えっ 、…!花蓮ちゃっ…』





廉「おい!!花蓮ちゃん!?」









周りの友達が、花蓮ちゃんのそばについてたのに 。





廉が行かなくても 、近くにいた友達がなんとかできたのに 。










私の隣から離れて





花蓮ちゃんのそばに駆け寄って行った 。











花蓮ちゃん「れ 、ん…くんっ…」





廉「なしたん!!?
っ、ほら…背中乗って。保健室行こな 、」







『っ…… 、』









私の入り込む所なんて 、ないんだ










廉はもう 、花蓮ちゃんが好きなんだもん





私は 、廉と関わっちゃいけない 。











もう 、だめなんだってば 。




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