いつも通り 、私は寝坊した 。
カーテンをあければ 、
やっと起きたん?と送られた携帯を片手に、廉と目が合う 。
『 うざすぎでしょ 、笑 』
いつもと同じく 、
起こしてくれればいいやろ!なんて絵文字付きで連絡を返す
急いで制服に着替えて 、ご飯を食べて 、ギリギリ待ち合わせの時間に間に合った 。
廉「ほんまにあっぶないなぁ 、もうすぐ先行くところだったわ」
『 とか言って、待ってくれるくせに 笑 』
廉「うるさいわ 、早く後ろ乗れ」
『はーいっ』
校門を通り過ぎて 、相変わらず廉は周りから注目されるけど
ほんと仲良しだよね 、あの幼馴染コンビ
なんて聞こえる声も
なんだか気持ちが良くなる
クラスに入って
この前席替えして 、席が隣になった廉と変わらずお喋り 。
『あぁ!!課題 、やってへん!』
廉「え、どんまーい 。まぁ俺は優男やからしゃあなし見せてやr …
俺もやってへーん!!!」
『やばいやばい 、はよやろ!
えっと …こ、これなに!!?』
廉「はぁ!?どこやねん 、!」
…
廉「あっぶねぇ … 。終わったぁ」
『さすが廉 、頭良い〜!』
廉「ふっ 、だろ ?(ドヤ 」
『うっざぁ』
ギリギリ 、課題を休み時間に終わらせ 、ゆっくりしていた私と廉。
急に廊下が 、騒がしくなる
『ん…?どしたんやろ 、』
廉と一緒に 、教室から除けば 、
倒れてる花蓮ちゃんがいた 。
『えっ 、…!花蓮ちゃっ…』
廉「おい!!花蓮ちゃん!?」
周りの友達が、花蓮ちゃんのそばについてたのに 。
廉が行かなくても 、近くにいた友達がなんとかできたのに 。
私の隣から離れて
花蓮ちゃんのそばに駆け寄って行った 。
花蓮ちゃん「れ 、ん…くんっ…」
廉「なしたん!!?
っ、ほら…背中乗って。保健室行こな 、」
『っ…… 、』
私の入り込む所なんて 、ないんだ
廉はもう 、花蓮ちゃんが好きなんだもん
私は 、廉と関わっちゃいけない 。
もう 、だめなんだってば 。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。