朝になると、廉は爆睡。
『ねぇ廉、起きて』
いっこうに返事がない。
これじゃあ遅刻しちゃうし。
しょうがない、廉寝てるし、着替えても大丈夫だよね
そう思ったのがほんとに間違ってた。
着替えてる最中に、廉起きちゃったんです
廉「ん……あ、あなたおh…」
『え、まっ、なんで起きたの!?///』
廉「おま ッ、…バカっ!!//」
近くにあったまくらを私に向かって投げてくる
いや、私が悪かったんだけど
そのまくら、あんたのじゃないから。
私のだからさ、やめようよちょっと
大事にしてよ、物を
廉「あぁほんと、神経おかしいっ…//」
『ねぇごめ、んっ// 廉爆睡しとるから』
廉「もうええっ、!俺戻るから、家の前で待っとって」
逃げるかのように出てった廉
はぁ。ほんと恥ずかしい
たしかに、神経おかしかったかも。
うん、おかしいおかしい
しばらくして、学校の行く時間に。
家を出ると、廉の姿。
廉「行くで〜」
『うん。』
あっという間に学校に着いて、
とくに何も無く、学校も終えて、
廉と楽しく帰る予定だった。
なのに、
昼休みのこと。
廉「あなたあなたあなたあなたッ!!」
『え、なに笑』
廉「俺なっ!!
彼女できた!」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!