第5話

4.提案
2,015
2020/03/16 12:42
私は変な脳内会議を繰り広げていた。
そりゃ目の前に推し様がいるんだもん。
誰だって脳内会議繰り広げるよ。
1分ほど無言が続き、レトさんが口を開いた。
レトルト
レトルト
泣いてるのに大丈夫なわけないでしょ。
レトルト
レトルト
もう11時だよ?帰らないの?
まぁそう言われると思った。
私
(言った方がいいのかな…)
私
(言わない方がいいよね、)
私
い、いえ、今から帰るので…
よし!帰るふりしよ!
レトさんに迷惑かけちゃうもん!
ベンチから立ち上がり
帰るふりをする。
すると
グッ
腕を掴まれた。
ちょっと強めに私の腕を掴んで離さない。
私
え、えっと…?💦
レトルト
レトルト
嘘ついてるんじゃないの?
レトルト
レトルト
顔に出てるもん
レトルト
レトルト
帰るふりしようったって
俺は騙せないよ。
ちょっと低めのトーンで話すレトルト。
私
そ、そんな!
騙そうだなんて思ってないです!
私
レトさんに迷惑かけちゃうので…!
レトルト
レトルト
レトルト
レトルト
せめて話くらいは聞かせてよ。
私
え、えっと、じゃあ話します。
そう言うとレトさんはベンチに座った。
私も少し間を開けて隣に座った。
家を追い出されたこと、
ここがどこか分からないこと、
所持金がもうほぼ無いこと。
ほとんど話した。

するとレトさんは
レトルト
レトルト
じゃあとりあえずウチ来ない?























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はぁ…レトさんに拾われたい人生だったよ…

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