私は変な脳内会議を繰り広げていた。
そりゃ目の前に推し様がいるんだもん。
誰だって脳内会議繰り広げるよ。
1分ほど無言が続き、レトさんが口を開いた。
まぁそう言われると思った。
よし!帰るふりしよ!
レトさんに迷惑かけちゃうもん!
ベンチから立ち上がり
帰るふりをする。
すると
グッ
腕を掴まれた。
ちょっと強めに私の腕を掴んで離さない。
ちょっと低めのトーンで話すレトルト。
そう言うとレトさんはベンチに座った。
私も少し間を開けて隣に座った。
家を追い出されたこと、
ここがどこか分からないこと、
所持金がもうほぼ無いこと。
ほとんど話した。
するとレトさんは
🦀🦀🦀🦀🦀🦀🦀🦀🦀🦀🦀🦀🦀🦀🦀🦀
はぁ…レトさんに拾われたい人生だったよ…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。