あれから1ヶ月とちょっと。
今はすとぷり飲み会を開いてて、皆は見事に爆睡しちゃって…そんでなんかよく分かんないノリでさとみくんとくすぐりあっていた。
正直、楽しいとしか思えない!
流石の僕でもよだれ垂らしてるのを見られるのは恥ずかしい。
急いで袖で拭こうとした。
自分の服とよだれを垂らした顔見られるのだったら、僕は服を犠牲にする。
そう思い、手を口元に当てようとした瞬間。
話している途中、何故か唇に柔らかい感触がする。
僕は数秒たってようやく理解した。
僕…キスされてるッ!?
『チュッ』
甘いリップ音が部屋に響き渡る。
あ、ヤバい。
何されるか分かっちゃった…
理解した上で僕はさとみくんに…
言われるがままにした。
そう言われ、気づけばさとみくんにまたキスされていた。
今度は深い方の…
部屋に響き渡る水音と僕の甘ったるい声。
同じ部屋にはみんなが居るのに…
手を差し伸べられる。
その姿はあまりにもかっこよくて、僕は「うん」と言って頷くことしか出来なかった。
その後、僕らは愛し合った。
彼の体と僕の体は相性が良すぎた。
薬物と同じ。
"さとみくん"を知ってしまった僕は、もうさとみくんとの行為をやめる事は出来ないだろう。
さとみくん…大好きです。愛しています…///
僕はこの先もずっとさとみくんを愛し続ける。
僕はさとみくんに依存してしまったのだ。
『愛してる』
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。