簓、寝ちゃったか。
私はこれからどうしよう。中央区との話し合いからだし、戻ったら無花果達に怒られるだろうな。でも、みんなとまた笑えるならいいか。
次の日
んー、簓起きてない。なら、あの機械直して街の方に戻るか?そうしよう!さて直すか。
修理中
んー、ん?あなた?どこや?
あなたは集中して直していた為気づいていません
ほー、こんなふうに作っとるんやな。
キャッ!簓、急に後ろから抱きつくな!
すまんすまん、集中しとったから。
そう、おはよう。
ん、おはようさん。どや?直りそうか?
直るも何も防水加工してあるから
ほんまか!
こんな時に嘘ついてどうするの?メンテナンスしたら早く帰るよ。
分かったわ。
数分後
出来た!帰ろう、簓。
そやな。帰るのは病院やけど。
ゔっ、覚えてたんだ。
当たり前や。はよ病院戻るで。
病院やだー。簓と一緒に居られない。
可愛ええ事言うんやないの!
簓ー、退院して中央区とけり付けたら一緒に暮らそう。
ええで!
よし!何も異常なし。帰りましょうか。ダーリン?
なっ!?そうやな。ハニー?
ヤダー、照れてる。可愛いね。
ええから帰るで!
はーい!無花果達に怒られそうだなー。
しっかり怒られることやな。
いざとなったら守ってくださいよ。ダーリン。
へーへー、分かってまっせ。
病院前。
あー!疲れた。無花果いるかな。
居るとちゃうん?
そうだ、簓。手、繋いでいこ?
.*・゚(*º∀º*).゚・*.パァ
おう!ええで。
自分の病室前。
入るでー。
無花果居るー?
なっ!?あなた!
何処に出向いていたのだ?
怪我とかしてないですよね!
体調悪くないか?
なんかおかしな所とかない?
いつ、簓さんと会ったんですか?
手とか怪我してねぇか?
今までどこにどうしていたんだ?
いなくなっている間に食べ物は食べましたか?
ちゃんと寝たか?
睡眠、食事はしましたか?なにか違和感は?ありませんか?
変なやつに絡まれなかったか?
警察沙汰になるようなことはしてないな?
なんで勝手に出ていったんですか?
元気ー?大丈夫?
俺らに迷惑かけてんじゃねえよ!
大丈夫か?
簓に変なことされてへんか?
(*・д・*)ワワワワ!
みんな落ち着け!あなたは記憶ない状態で出ていったんだぞ。
それがなー、
えっと、記憶戻りました。ついでに簓の記憶も。
簓の記憶?何のことや?
あまり言いたくはないのですが、みなさん集まっていますし。少し、私の過去についてお話しましょう。
ええんか?無理やったら最初の方はわいが話すで。
大丈夫だよ、簓。だけど、手だけは握っといて。
任せとき!
それでは、話しましょう。私の過去について。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
私は6歳の頃まで大阪に住んでいました。もちろん生まれも大阪です。4歳か5歳の頃、私と4歳差の2人の少年と出会ったんです。そして、仲良くなって色んなことをして過ごしていました。
でも、ある日。その幸せな日々は中央区に壊されました。母と父が殺されたんです。私の目の前で。そのすぐ後に、その2人の少年や隣人の人々、私と関わって私のことを知っている人立ちをみんな連れてきて記憶を消したんです。私は大の大人に抑えられており、見ていることしか出来ず、そのままみんなの記憶は消されました。記憶が消えていることが知らずに私は話しかけました。すると皆、この子は誰?って口を揃えて言うんです。それでもう、自分の居場所がなくなったと分かり、中央区に行きました。
その中央区で無花果出会いました。私はその時、生きる気力を無くし、言われた事しかやらない。何も考えない。本物の人形のようだったと思います。笑いも泣きもしない。上から暴力を振るわれても何も言わない。何も反応しない。そんな時に無花果が私に話しかけてきて、仲良くなったんです。
その後、中央区を潰す為に私は機会を伺いました。チャンスが手に入るのは上の位の者だけ。だから私は上を目指しました。そして二年前、私は位が高くてマイクを作れることから海外に連れていかれました。そして帰ってきて左馬刻と会ったんです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
まぁ、ざっくりとですから詳しくは気にしないで頂きたいです。
そんなことあったんだな。
そうだ!ガムやるよ。めっちゃ上手いんだ!俺の好きなやつだからきっと元気になる!
ふふっ、ありがとう。空却。
僕もこのバラを差し上げましょう。
小官もこのおにぎりをやろう。
僕も飴あげる!
みなさん、軽蔑しないんですか?
なんで?
だって、こんなに酷い人生送ってきた凄まじい奴なのに
それはそれだ。俺たちの知っているお前はその話に出てきたあなたではなく、今目の前にいるあなただからな。
そやで。あなたは怖がりすぎや。みんな優しいのは知っとるやろ?ほな、安心して話せばええやん。
そ、うだね。(´TωT`)
あー、また泣いて。そんなに泣かんといてや。目、晴れてまうで?
ん、泣かないようにするけど今だけはいいでしょ?
そやな。今だけやで。
あの、その2人の甘い雰囲気的に付き合っていらっしゃるのですか?
まだ付き合ってませんよ。私が中央区とケリを付けてませんから。ケリを付けたらちゃんと付き合います。
あなた、無理に敬語にしなくていい。普通に話せばいいぞ。
そうだね。クロこと伊藤あなたです。皆様のマイクのメンテナンス修理を担当させていただきます。敬語では話さないと思いますが、中央区と円満に話し合えたらまた皆さんのマイクの担当です。今はただの一般人として、みなさん、これからよろしくお願いします。
あなた、こちらこそよろしくお願いします !
今回はここまでです!
どうでしたか?今回は自信アリです。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!