俺が目覚めた頃には見た事もない館で眠っていた
あまりよく記憶がない。
でも、一つだけ覚えてる事がある。それは、
その前に、中に人がいないか探ってみることにした。
部屋の中にはガラクタや、タンスがたくさんある。
ガタン。
隣の部屋で音がした。見に行ってみることにした。
そこには、人が倒れていた。
慌てて駆けつけると、その人にはリスカをした後があり、死ぬ寸前だった。
俺は、焦って止血をした。
数分後
目が覚めたようだ
ん?よくその人がつけてる指輪を見ると、
「ウソク」
と書いていた。
その人は全く喋らない。
床に散っているペンキで書いた
「タメ口でいい」
その人は顔を布で覆われていて、何も見えないようだ。
布をとってあげると、赤い髪をした、若い青年だった。
その人は突然、俺の顔に近づいてきて、
突然キスをしてきた。
俺は困惑としたが、次第に胸が熱くなってきた。
この人の言ってる事が何1つ理解不能だった。
しかも、急に手を強く握られた
俺には、理解不能だった。でも、何処かで会ったことがあるような気がする。
その瞬間、胸がドキッとした。
とりあえず、なんでそういうことになったのか聞いてみた。
昔から、両親がいなくて、いつも情緒不安定だったらしい。
そんな時、気づけば、自傷行為をしていたそうだ。
続く。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。