とも視点
どういうことだ…?
くられ先生が作ったんじゃないなら一体誰が…?
くられ先生は丁寧にパソコンで作った図を使って説明をしてくれた。
詳細はこう。
情報収集をするために、知人に聞いて回った所、たまたまこのMODを作った張本人に当たったらしい。
このRPG MODは大学で同じ学部の友人でパソコンにも精通していて、くられ先生自身もよく教わっていた。
このMODを使った人たちの感想には…
凄い面白いけど、設定したものによっては不具合が出るものもあった。
つまり完全版ではない状態でほとんどの人は使っていた。
今回はともさんの行った設定が不具合だらけのものだったという仮説が1番濃厚のようだった。
そう言って、帰ろうとすると…
俺は、装置の方向をみた。
みんなが俺の見た方向を一斉に見た。
みんなもまさか、この装置について言われるとは思ってなかったんだろうなw
くられ先生達は何をする気なんだろう…?
♫〜
ぴくとさんがそういうと、何か曲が流れてきた…。何か懐かしいような曲調。
この曲は…
そこにはぼくなつのとある一部が映し出されていた。
俺はやりたいけど、マイクラのことがあるからこういう系はやりたくない人もいるだろう…。
シーン…
隣のバカでかい装置の前に移動した。
なんか、緊急脱出用カプセルみたいなのが10個くらい並んでる…。
ちょっとだらしなぁい返事をして、渋々サポートに回った。
今度我々さんとあかがみんでやる企画を何か考えておくから許して!
と密かに心の中で言っていた。
本人には聞こえてないだろうw
あとでDMに企画のこと送っとことw
そういい、みんなはそれぞれのカプセル(?)に入った。
寝転がるタイプっていうのかな。
棺みたいな感じ。
蓋が閉められると、暗いんだけど、星みたいな光が周りに広がっていて、怖くはなかった。
そして、どこかにスピーカーか何かがついているのか、くられ先生達の声も聞こえた。
ポチッ…
スイッチを押した音が聞こえた。
言われた通りに目を閉じた。
こういうのは従っておかないとあとで危ない気がするからねw
10数秒経って、急に眠気が襲ってきて…なす術もなく俺たちは意識を手放した…。
to be continued…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。