第27話

スングァンオッパ
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2020/11/01 05:37
僕達SEVENTEENはあなたの変化にはすぐ気付く

たまに気づかない人達もいるけど

僕はすぐ気付く方だと思う

大好きで大切なあなたのことをいつも気を配って見ているつもり

そんな僕をあなたは可愛いって嬉しそうに抱き締めてくれるから、この役割を渡すわけにはいかない!


宿舎のリビングのソファに座るあなたはお腹をさすっていた

もうそんな時期か。1ヶ月って早いな。

薬を飲んでいるものの、痛いのは変わらないよね。




「あなた、これブランケット。薬は飲んだの?」

「わぁ、ありがとうございます。飲みました。効くか分からないですけど...」

「じゃぁオッパが隣にいてあげる」

「えへへっやった〜!」




ブランケットを掛けてあげて、隣に座る

普段ならキムミンギュ辺りがずるいずるいと騒ぎ出すけど、朝からあなたの顔色が良くないことぐらいみんな分かってたから何も言わない

後ろから抱きしめてお腹をさすったりする僕達の様子にあなたも気付かれていることを分かってる


こういうの、以心伝心っていうでしょ?

んふふ、凄いでしょ?僕達SEVENTEEN




「いつもダメだけど、夜食食べたら駄目だからね?分かった?」

「えぇー...」

「えーじゃないの!またご飯屋さん連れて行ってあげるから、ね?」

「ほんと?!やったぁぁぁ!」




あなたを揶揄うのが楽しいと最近分かったㅋㅋ

ヒョンたちがうちゅちゅしているのを羨ましいなと思って見てたけど。妹をこんな風に可愛がるの結構いいかも。


あなたを真ん中にして、僕らはお互いを支え合って固い絆で結ばれている

切れることのない絆で。




「あなた、薬効いてきた?」

「...そういえば痛くないかも!」

「ほんと?よかった。痛い痛いって思ってたら、効くものも効かないよ?」

「ブゥ...かっこいい!」




異国の地でたった1人で、学校よりもダンスと歌と語学学習に重きを置いて頑張っていたあなたを、僕らは誰よりも近くで守っていくって決めたんだ。

大切にするって。









(どこ連れて行ってもらおうかなぁ〜)
(どこでもいいよ)
(焼肉と〜カフェと〜ラーメンと〜)
(太るよ)
(いーもん別に!)

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