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『 ...え? 』
Th 《 毎日遅く帰ってくるからナンパされてるんじゃないかとかたまーに泣いて帰ってくるし、朝起きたらいなくなってるし 》
Th 《 ...お前は目を離したらすぐ居なくなんの。 》
Th 《 誘拐とかされるとまじ迷惑だし。 》
てーくんの口調はいつもの可愛いてーくんじゃなくて 、なんというか彼氏感抜群の口調だった。
不意にドキッってする私はどれだけてーくんのギャップに萌えているのだろうか。
お酒とか飲んだらSに変わるし?熱出したら急にキスしよ?とか言ってくるし!!
ほんとにてーくん依存症だよ...←
『 な、な、...ありがと 、(? 』
Th 《 本当心配させないでよね!! 》
また可愛いてーくんに戻る。
てひょんのギャップ萌えに慣れるのはまだ程遠いことだろう。
Th 《 ごちそうさま! 》
いつの間にかカレーを食べ終わっていたてーくんはお風呂に入る支度をして 「 入ってくるね! 」 と一言声を掛けてから入って行った。
『 ...本当に驚かせないでよね 、 』
とか言ってると 、私の携帯から一通のメールが来た。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。