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@ 朝
昨日のてーくんのあの言葉を思いながら朝ごはんを作る。
「 一緒に居られるのももう少しだね... 」
確かによく考えるとおそらく私はこの家を出ていくだろう。
でも 、家を出ていくって何で言ったんだろうか。
誰もぐくの家に暮らすと言ってないのに。
......認めたくはないがてーくんに言いたかったのだろう。
Th 《 おっはよ~!!今日はいい天気だ! 》
いやまだカーテン閉まってます( ˙-˙ )←
『 何を適当なことを...笑 』
Th 《 いやでも今日は絶対晴れだからね! 》
「 ほら!! 」 そう言ってカーテンを開けると
雲ひとつない晴天だった。
___ ぐくとのお茶会楽しみだな、なんて。
『 はいはい 、今日私出かけるから1人で居れる? 』
Th 《 あったりまえよ!何歳だと思ってんのよ!! 》
いちお、「 5歳 」 とでも言っておくよ 、( ˙-˙ )←
Th 《 ま、じみんは呼ぶけどね! 》
なんでドヤ顔で言うてーくん。
...あ、早く準備しないと...!
『 じゃあ朝ごはん食べといてね!準備してくるから!! 』
Th 《 了解で~す 》
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えっと 、大人系でいいかな!
なんて言いながら服を決め 、
いつもより丁寧に化粧をする。
___なんでぐくの前になったら女の子らしくいられるんだろう。
とか思いながら準備を進めて20分。
ぐくからかとくがきているだろうと思いかとくをひらくと予想通りかとくがきていた。
...
Jk 《 あなた!こっち!! 》
Jk 《 はい、どうぞ 》
と、席までエスコートしてくれる。
『 ありがとう 、 』
Jk 《 あなたってさ~
そんな他愛もない会話している2人。
___彼女さんが見ているとも知らずに。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!