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私はぐくの家に出てからすぐ家に帰った。
『 ただいま... 』
Th 《 あ、あなた!どうだった? 》
と、目を輝かせていうてーくん。
『 ごめん、てーくんの願い叶いそうにないや 、笑 』
Th 《 ...え? 》
『 ...ちょっと部屋行ってくる。 』
ー 部屋 ー
私は 、さっきまで堪えてた思いを全部吐き出し、ひたすら泣くことしか出来なかった。
『 もう 、いやだ...ッ(泣) 』
Th 《 ...あなた!!オムライス作ったよ!食べよ!! 》
『 てーくん 、今食べる気ないんだ 、 』
てーくんは私の話を聞かずに 、ダイニングに連れていった。
Th 《 ...もう辛い思いしなくていいから、 》
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!